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[業界ニュース] 大木ヘルスケアHD360周年記念式典

2018年6月25日

 

 大木ヘルスケアホールディングスは6月17日、万治元年(1658年)の創業からちょうど360周年を迎えたのを機に、同日午前10時30分から、東京都文京区のホテル椿山荘に取引企業、金融・商圏、政財界関係者ら約500人を招き「創業360周年記念式典」を開催した。これまでの感謝の意を示すとともに、新たな時代へ向けた意気込みを表す会となった。

 同社と縁が深いという女優・東てる美の司会で開会した式典は、冒頭で、松井秀夫会長兼社長があいさつに立ち、その中で同社の歴史を振り返り「万治元年に江戸・両国で、家庭薬の製造販売を手がける大木五臓圓本舗として創業。南町奉行の根岸鎮衛による『耳袋』の中にも書かれている。また江戸末期の浮世絵画家・小林清親の作品にも、当時としては珍しい2階建ての五臓圓本舗が描き込まれている。古典落語『両国八景』の中にも五臓園のくだりが出てくる」と説明すると、落語家・雷門小助六が五臓園本舗の登場する場面を語った。

 続けて松井会長兼社長は「昭和30年代、後継者が絶えて会社は迷走し、昭和46年3月に債権者会議を開いた。精算か、再建か、会議は紛糾したが、最終的にはロート製薬の専務だった田中貞雄氏が大木家から全株式を買い取り、個人として大木の再生に当たった。それが14代目・田中社長である。この頃に私が小松製作所を辞めて入社した。この会社の再建を自分の人生の青山として決め、以来45年が過ぎた。再建初年、昭和46年度の売上高90億円の会社が、現在は連結前で2500億円を超えるまでに成長した」と述べるとともに「360周年を迎えるにあたり、経営方針の大転換に協力してくれた社員、立場を超えてご協力いただいたお得意様各位、メーカー様各位のご支援、本当に感謝申し上げる」と感謝の意を表した。

 今後の方向性については「日本経済は、長期的な人口減少、急激な少子高齢化、100年に一度の転換期を迎えている。人口減少は日本のGDPの60%を占める消費支出にマイナスの影響を及ぼし、その喚起が大事なテーマとなっている。高齢化に伴う医療費高騰は対策として、セルフメディケーション推進、健康寿命延伸政策が閣議でも決定されている。そうした中で当社は、医薬品スタンディングの美と健康と快適な生活にウイングを持つ需要創造型の中間流通業を創造することをテーマに活動してきたが、更に時代に合わせて、社会に役立つことを求めて磨きをかけていきたいと考えている。老子の“道の道とすべきは、常の道に非ず”という言葉がある。この機会に社長と組織の変更を行うこととした。360年の次というより、皆様の期待に応えられるような仕事を続けていくことを第一の眼目として、これからも全力で取り組んでいきたい」と協力を呼びかけた。今後については、流通業としてのスタンスに生活者への情報提供機能を追加する他、施設関連事業部や海外事業強化のための新会社として大木オーバーシーズを設立、支店支社への権限委譲を進めていくという。

 その後、来賓を代表して、日本家庭薬協会の太田美明氏(太田胃散)、三菱UFJフィナンシャル・グループの園潔会長、みずほ銀行の三宅潔副頭取、日本チェーンドラッグストア協会の青木桂生会長(クスリのアオキ)が祝辞を述べたのに続き、代表各氏による鏡開きを催し、更にロート製薬の山田邦雄会長兼CEOの発声で乾杯し、出席者全員で祝った。

 最後に、6月29日に新社長に就任予定の松井秀正副社長が「厳しい環境の中で社長に就任するということに正直不安もあるが、今日お集まりの皆様と一緒であれば、この環境下でも日本のために働けると、改めて決意している。卸とは、どちらかといえば目立たない業種ではあるが、自分たちが仕事をすることで、社会を変える力があると信じている。改めて皆様と手を取り合って、日本の医療・ヘルスケアを支えていくので、ご協力をお願いしたい」と力強く語って会を結んだ。

 
 

  

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