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【アルビオン・24年12月期決算】各ブランド好調、増収増益

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【アルビオン・24年12月期決算】各ブランド好調、増収増益
アルビオンブランド復調で会員増加、”お客様づくり”最優先


 アルビオンの2024年12月期は一部ブランドを除き前年実績を上回り、営業本部、国際事業本部が共に2桁成長と好調に推移し、売上高は前年同期比10・8%増の601億6500万円だった。これに伴い3月5日、オンラインで24年度業績発表&25年度方針説明会を行った。

 説明会では営業本部副本部長兼営業統括部統括部長の沼田芳隆氏が、国内の化粧品専門店に対応する営業部、アルビオンドレッサーなどを管理する業態開発事業部、百貨店部から成る営業本部の実績を紹介した。全体の出荷金額は101%増で、うち「アルビオン」は73%増、「イグニス」は34%増、「エレガンス」は157%増だった。また、売り上げ目標を設定して取り組むという化粧品専門店向け施策「EXPLAN2024」参加店の店頭消化は、ショッピングセンター内などにある1億円以上売り上げるショップのExtremeが47%増、売り上げ6000万円以上のショップのEsteemが61%増、ロードサイド店によるPreciousが26%増。目標達成店率は6割を超え、前々年度である初年度の24倍、前年度の15倍と飛躍的に伸び、「専門店様の大きな可能性を感じた」と振り返った。「コロナ禍で減少が続いていた会員数が拡大に転じた」「約6割を占めるアルビオンが伸長しコロナ禍の減少傾向を脱した」といった明るい兆しも紹介し、25年度については「美容活動も積極的になってきており、肌診断機器の導入など新たな美容体験も推進していく」と自信を見せた。
 小林章一社長は25年度の方針を解説。5年ぶりにアルビオンブランドが復調し会員数を増やせたことを業績のポイントに挙げた。「商品のアルビオン」として、今まで市場に無かった個性、独自性あふれる、肌で感じられる商品を増やしていくこと、「流通のアルビオン」としてお客様づくりを最優先とし、専門店にはより強くなってもらい利益を確保してもらえるよう努力していくことなども強調。年間売り上げ2億円を100店、1億円を200店、6000万円を300店達成するという理想にも触れ、実現に向けて意欲を示した。

(詳細は「日用品化粧品新聞」3月17日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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