【PALTAC25年3月期決算】3.1％増収、過去最高更新
ＰＡＬＴＡＣの2025年3月期決算は、売上高が前年同期比3・1％増の1兆1880億9700万円、営業利益も同じく3・1％増といずれも過去最高を更新し、当初計画に対して売上高は未達だったものの、営業利益はほぼ計画通りに推移した。決算発表に伴い5月19日、オンラインで説明会を開き、吉田拓也社長、嶋田政治専務執行役員経営企画本部長、村尾直人常務執行役員財務本部長が業績の概要、今後の見通しなどを説明した。
会の冒頭、あいさつに立った吉田社長は「新しい商材の取り扱い、非食品と食品の一括配送、次世代型物流センターなど、経営の基盤構築を確実に進めるために様々な取り組みを進めている。10年先を見据えた流通の姿を模索し、進化していきたい」などと語り、今後の事業への意欲を示した。
売上高は、サプリメントを中心に一部商材で買い控えが発生した他、コロナ5類移行後も衛生関連品の需要減少が継続するなどの影響を受けたことで、当初計画に届かなかったものの、一方で売上総利益は、高付加価値品の販売強化などの売買差益の改善施策が奏功し、額・率共に計画を上回った。引き続き改善への取り組みを進める販管費は、人件費や配送費が増加し、計画比でわずかに上振れした。
（詳細は「日用品化粧品新聞」５月26日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
