日本石鹸洗剤工業会の新会長に花王・長谷部社長就任
サステナビリティ活動引き続き推進
日本石鹸洗剤工業会は5月21日、東京都中央区の油脂工業会館で第71回定時総会を行い、新会長に花王の長谷部佳宏社長が就任することを決議した。
総会後の会見であいさつに立った長谷部会長は「第31代会長を引き受けることになった。昨年は1月末から、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大でパンデミックとなった。このような状況の下、当工業会の会員社は生活必需物資である洗浄剤やその原料を供給する業界として感染対策に細心の注意を払って事業を継続し、需要の高まった洗浄製品の安定供給に努めながらリモートワークなどを活用して業界の共通課題を解決する活動を維持してきた。今後も石鹸や除菌機能を持つ製品の需要増加に対応すると共に、新たな啓発活動に取り組んでいく」と述べた。 また、循環型社会形成への対策として容器包装プラスチックの自主削減計画やリサイクル、ＣＯ２削減への取り組みなどのＳＤＧｓに代表されるサステナビリティ活動を引き続き推進していくことを強調。ＳＤＧｓの目標達成のため、関連団体、海外工業会などとの地域や業界を超えた取り組みが重要として、国内外での情報交流を行い業界の発展に努めていく考えを明らかにした。
（詳細は「日用品化粧品新聞」5月31日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で）
