【クレハ】販売方針説明会 実施
「量より質」から「量と質へ」クレハは1月23日、東京都港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイで、取引卸店を対象に「NEWクレラップ・キチントさん2024年度販売方針説明会」を実施した。
冒頭、あいさつに立った小林豊社長は「22年度は売り上げ1900億円、利益220億円と順調だったが、23年度は電気自動車向け製品の落ち込みが想定以上で、売り上げ1800億円、利益140億円と減少した」とグループ全体の現状を報告。「サステナビリティ経営を標榜した新中期経営計画を策定し、30年までに着実に成長しようというシナリオが初年度から崩れているが、24年度も将来のための準備をして成長軌道に回復していきたい」と意欲を見せた。
また、家庭用品事業は安定的な業績を達成する見込みだとし「クレラップは販売64周年を迎える。商品サイクルがどんどん短くなる中で、ここまでご愛顧いただいている商品を持っていることはうれしい限り。引き続き“一番うれしいラップ”を目指し、ロイヤリティーの高いお客様を増やすという基本的なスタンスを維持していきたい。また、キチントさんはこの数年、商品に付加価値を持たせ、利益を生み出せている」と各ブランドの順調な推移を明かした。