【PALTAC24年3月期決算】４・３％増収
ＰＡＬＴＡＣの2024年3月期決算は、コロナ禍の収束に伴う外出増加や生活者ニーズの多様化など、環境変化を捉えた施策が奏功し、売上高は前年同期比4・3％増の1兆1519億6600万円と堅調な伸びを見せ、売上高、各段階利益共に過去最高を記録した。決算発表に伴い5月20日、吉田拓也社長、嶋田政治専務執行役員経営企画本部長、村尾直人常務執行役員財務本部長がオンラインで業績の概況を説明、合わせて、27年度を最終年度とする新中期経営計画を発表した。
売上高拡大に伴う売上総利益の増加に加え、変動費の抑制や固定費吸収効果により、販管費率も0・11ポイント低下し5・14％となった。センターフィー率の上昇などで売上総利益は計画を下回ったが増収効果や改善取り組みなどで販管費が想定を下回った。「人財投資により額は増加したが、改善取り組みや固定費吸収効果により販管費率を大幅に改善できた」（嶋田専務）という。
営業利益も、売上総利益の増加や販管費率の低下で額・率共に前年を上回り11・0％増加した。
商品分類別売上高は、化粧品が7・7％増、最大ボリュームを持つ日用品も1・9％増、また医薬品7・4％増、健康衛生関連品は2・5％増、その他23・1％増と、全ての分野で伸長した。
（詳細は「日用品化粧品新聞」5月27日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
