【@cosmeベストアワード2025ベストコスメ】総合大賞は2年連続アテニアの”スキクレ”

アイスタイルは11月19日、東京都渋谷区のTRUNK HOTELで「@cosmeベストコスメアワード」を実施し、「2025ベストコスメ」及び「2026上半期トレンド予測」を発表した。
「ベストコスメ2025」は、@cosmeメンバーから寄せられたクチコミ投稿をベースに、いま生活者が支持しているアイテムを表彰するもの。今回は昨年11月1日から今年9月30日までに発売された商品を対象とした。5万2852商品を対象に寄せられた148万7167件のクチコミをもとに総合大賞を受賞したのは、アテニアの「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」。昨年に続き、2年連続で大賞に輝いた。
連続での総合大賞受賞は2018年に受賞したオペラの「リップティントN」以来、7年ぶり。スキンケアでは初の連続受賞となった。今夏は“史上最高の酷暑”の影響により、毛穴悩みを抱える人が増えており、“毛穴・角栓ケア”への投資欲が高まったこと、湿度や汗に強いメイクへのシフトが進む中、“オイルタイプ”のクレンジングが人気傾向にあり、追い風となったこと、更に、香りのバリエーションが増えたことなどが受賞ポイントに挙げられた。
なお、総合ランキングの2位以下は「ロージーローザ マルチファンデ パフ 2P」「コスメデコルテ ルース パウダー」「ランコム ジェニフィック アルティメ セラム」「THE ANSWER スーパーラメラシャンプー&EXモイストトリートメント FOR DAILY DAMAGE」「rom&nd ハンオールブロウカラ」「RMK デューイーメルト リップカラー」「ロージーローザ パウダーブラシEX」「ルルルン ハイドラ EX マスク」「SK―Ⅱ ジェノプティクス インフィニットオーラ エッセンス」が並び、幅広いカテゴリーのアイテムがラインアップした。
発表会では冒頭、遠藤宗社長があいさつ。受賞商品について「今年は物価高や異常な暑さなど、生活者の皆様はビューティーアイテムを選ぶことに対して、変化があり、悩まれた年だったのではと思っている。このなかなか難しい時代に、それでもユーザーさんに感動を与える非常にユニークな商品がたくさんラインアップしている」と述べた。更に、今年のアイスタイルの取り組みを振り返りつつ、同日開催したイベント「Tokyo Beauty Week」や「@cosme HONG KONG」のオープンなどにも触れ「これからもたくさんのユーザーさんとブランドさんと一緒にたくさんの生活者の人達との出会いをつくっていきたい」と意気込みを見せた。
授賞式では、アテニアの保坂嘉久社長が登壇。「一年前に思い描いていた夢が叶った。売り上げが1位になる以上に、こういった多くのお客様から支持をいただき、実感できる賞をいただけたことをうれしく感じている」と2年連続で受賞した喜びを表した。受賞品については、16年に誕生し、2度のリニューアルを経て進化。直近の1年間では590万本販売し、累計販売本数は2800万本を突破した。昨年、「シトラス」の香りに加え2種類を投入し3種類とも好評だという。アテニアは、業績においても好調に推移し、3年連続で過去最高益を更新する見込み。国内売り上げの8割弱を通信販売が占めており、高品質な商品を求めやすい価格で提供することをブランドコンセプトとし、大規模な広告展開などはしていないという。そのため、希少性のある商品として評価されたことが、クチコミの後押しとなったと分析。「アテニアは『上質を、解放する。』という新たなタグラインを設定し、これからもお客様のインサイトに寄り添った商品開発をしていく」と近況を語り「来年もこの場に立てるように祈っている」と抱負を述べた。
また、ベストコスメアワードの発表を受けて、リサーチプランナーの西原羽衣子氏、原田彩子氏による「@cosmeベストコスメアワード2025ワンポイント解説」を実施。
更に、@cosme投稿のクチコミの中で出現率が優位に上昇したワード、@cosme店舗での売り上げ分析、ユーザー調査、美容プラットフォーマーとしての独自知見などを元に「@cosmeトレンド予測部」が選出した「2026上半期トレンド予測」も発表。「美湯~ティタイム」「先どりパーツケア」「超キラメロコスメ」「夢中美容」「肌守り市場拡大中」「日本プライドコスメ」といったキーワードを提示した。(2025ベストコスメワンポイント解説及び2026上半期トレンド予測は次号以降で詳細を紹介)
(詳細は「日用品化粧品新聞」11月24日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)


