PALTAC 2021年3月期1.3%減収も営業利益は過去最高

コロナ禍の影響は続く
PALTACの2021年3月期決算は、コロナ禍を始め様々な影響を受ける中で、売上高は計画を下回ったものの、売上総利益や販管費のコントロールに注力した結果、営業利益は過去最高を更新した。決算発表に伴い5月21日、オンラインで説明会を実施。糟谷誠一社長、森谷晃佳専務、嶋田政治常務らが業績の概要や今後の見通しなどを説明した。
「かつて経験ないほどの環境」
売上高は微減ながら「かつて経験のないほど厳しい環境にあったが、取組み強化を着実に推進した」(糟谷社長)として、生活者の行動様式が変化したことで売れる業態や品目が変化している中でも、売上総利益率は改善したと強調した。販管費率も0・04ポイント引き下げ、対売上高比で5・39%となった。
カテゴリー別の売上高は、最大比率の日用品が4・1%増と堅調、化粧品は11・6%減、医薬品も10・5%減。健康衛生関連が8・1%増と伸びた。業態別では、全体の6割以上を占めるドラッグストアが1・3%減、ホームセンターは3・0%増。コンビニエンスストアは1・6%減、ディスカウントも8・0%減ながら、スーパーは1・1%増。ECなどを含む「その他」は5・9%増。
(詳細は「日用品化粧品新聞」5月31日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)