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P&GがLGBTQ+と支援者アライ」に関するプログラムを説明

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P&GがLGBTQ+と支援者アライ」に関するプログラムを説明

 多様性に対応した環境づくりは、世界的成長戦略において重要
 P&Gジャパンは5月26日午前11時から、東京都中央区のベルサール東京日本橋で「LGBTQ+とアライ(理解者・支援者)に関する全国調査&アライ育成研修発表会」を実施した。  「誰もが安心して自分らしく、最大限の能力を発揮できるインクルーシブな職場・社会づくりを推進することは重要な経営戦略の一つ」と捉える同社は、性的マイノリティーを表すLGBTQ+と、その理解者・支援者である「アライ」の輪を広げることを目的とした「アライ育成研修」プログラムを開発。社内だけでなく、社外の企業や団体でも活用できるプログラムとして5月末から無償提供を開始している。  会の冒頭、あいさつに立ったスタニスラブ・ベセラ社長は、145カ国を超える国籍の社員一人ひとりが持てる力を最大限に発揮するため「多様性・平等な機会・インクルージョン」を重要な経営戦略に位置づけていることを強調した他、日本でのこれまでの取り組み内容や成果などを説明した。

 「アライ」育成プログラムを社外にも無償で提供
 続いて、広報渉外本部の住友聡子執行役員シニアディレクターが登壇し「アライとは、LGBTQ+の当事者に限らず、その存在に協力的で性的少数者の社員にとっても最大限の能力を発揮できる安全で受容、活用される環境をつくる理解者、支援者である。働きやすい環境づくりは、当事者だけが考えることでなく、いかに周りのメンバーが理解し、正しい行動を取れるかが重要。当社のLGBTQ+インクルージョンにおいて、アライ社員はこれまで非常に重要な役割を果たしてきた」と説明。しかし、本格的に活動を開始した5年前は社内での土壌も整っていなかったとし、課題として浮き彫りになったビジョンや情報発信の不足を解消するため、2年前にアライコミュニティー「GABLE」(ゲイ・アライ・バイセクシャル・レズビアン・トランスジェンダー・エンプロイーの略)を設立し、働きやすい環境づくりや、社内外への啓発を強化してきたことを付け加えた。なお、今後、ウエルシア薬局や神戸市役所にプログラムを順次提供していくという。
(詳細は「日用品化粧品新聞」6月7日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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