PALTAC2021年4〜9月期決算 日用品2・7％増と好調、増収増益
化粧品0・5％増、医薬品1・2％増と回復基調に
ＰＡＬＴＡＣの２０２１年４〜９月期は、市場環境が悪化する中で売上高、利益共に前年を上回る実績となった。決算発表に伴い11月９日、糟谷誠一社長、森谷晃佳取締役専務執行役員管理担当、嶋田政治取締役常務執行役員経営企画本部長が出席して、オンラインで説明会を行い、業績の概況などを説明した。
売上面では、人流の変化やコロナ禍での意識変化により需要が増減する中、製配販の連携・協働による取り組みや新規商品の調達を強化したことで増収となった。ただし、７月以降の感染者増加や天候不順で夏物商材は低調だった。また、粗利管理や改善への取り組み継続、物流効率化によるフィーの増加で売上総利益も増加した。販管費は、庫内の生産性向上、配送取り組みの改善を進め、対売上高比率（新会計基準適用前）は５・26％と前年度期より0・02ポイント引き下げた。
ディスカウントストア9・8％増、ホームセンター5・2％減
商品分類別の売上高は、最大比率を占める日用品が２・７％増と堅調だった他、化粧品０・５％増、医薬品１・２％増、健康衛生関連０・２％増と、各カテゴリーで伸長した。販売先業態別では、全体の約３分の２を占めるドラッグストアが２・２％増、ディスカウントは９・８％増と好調。一方、ホームセンターは５・２％減、コンビニエンスストア１・２％減、スーパー１・８％減で推移した。
非連結
▽売上高＝５３１５億５５００万円(前年同期比１・１％増)▽営業利益＝１３４億４１００万円(同２・３％増)▽経常利益＝１４７億１８００万円(同２・８％増)▽四半期純利益＝１０４億８２００万円(同５・８％増)
通期見通し
▽売上高＝１兆６００億万円(—)▽営業利益＝２６５億円(—)▽経常利益＝２９０億円(—)▽当期純利益＝２００億円(—)
（詳細は「日用品化粧品新聞」11月15日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で）
