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あらた2021年4〜9月期決算 カテゴリー強化戦略で増収増益

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あらた2021年4〜9月期決算 カテゴリー強化戦略で増収増益

 営業利益12%増、ドラッグストアの構成比5割超

 あらたの2021年4〜9月期決算は、前年に発生した特需の反動減が続く中、各カテゴリーの強化策が成果を見せつつあることから増収増益を果たした。決算発表に伴い11月10日から、オンラインで須崎裕明社長が業績の概要を説明した。
 営業利益は前年同期比12%増で、売上総利益率は9・89%と0・07ポイント上昇した。「従来から進めてきた化粧品やペットのカテゴリーの強化戦略が奏功し、商品単価のアップにも寄与できたことが利益面で貢献した」(須崎社長)という。また、コロナ特需の反動減で販売数量が減少したことから物流費や人件費の削減につながり、更に化粧品など高単価品が伸長したことも寄与した。

 ホームセンター、スーパーは反動減も一昨年比では拡大


 業態別の売上高は、ドラッグストアが1・9%増で5割を超える構成比となった。ホームセンター、スーパーは反動減でマイナスとなったものの、一昨年との比較ではそれぞれ同水準、10%増だった。その他業態は15%増で、Eコマース、バラエティストアの業態が伸長した。カテゴリー別の売上高では、ヘルス&ビューティーがマスクなどの反動減があったものの化粧品が大きく伸びてカバーし、1・1%増。除菌関連の洗剤が引き続き好調なハウスホールドは3・8%増だった。ホームケアは天候不順の影響で5・1%減ながら、紙製品は3・6%増、家庭用品も1・2%増と伸長した。
 連結
 ▽売上高=4294億9300万円(前年同期比1・6%増)▽営業利益=71億100万円(同12・0%増)▽経常利益=75億6400万円(同13・9%増)▽親会社株主に帰属する四半期純利益=52億1400万円(同15・4%増)
 通期見通し
 ▽売上高=8360億円(—)▽営業利益=124億円(—)経常利益=130億円(—)▽親会社株主に帰属する当期純利益=87億円(—) 
 ※期首から「収益認識に感化する会計基準」等を適用しているため、連結業績の前年同月比は前期に同会計基準を適用したと仮定して算出。通期見通しは対前期増減率は記載しない。

(詳細は「日用品化粧品新聞」11月15日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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