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加速するサステナブル活動 花王とコーセーの事例を見る

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 花王は店頭でウエルシア薬局と組んで量り売り」実証実験

 日用品業界では洗剤、シャンプー、ボディソープなど、多くの分野で詰め替え用製品の比率が拡大。売り場でも中心的な存在となっている。プラスチックごみの削減につながるものとして認知が進み、更には容器回収、再利用への動きも盛んになってきた。
 そうした中、花王がウエルシア薬局と組んでスタートした「量り売り」が注目を集めている。半年から1年を目安とした期間限定の実証実験とではあるが、大手企業同士で始めたこともあって、業界内外の関心は高い。
 店頭に設置された専用売り場「量り売り堂」では、花王の主力ブランドである衣料用洗剤「アタックZERO」と「エマール」、柔軟仕上げ剤「フレアフレグランスIROKA」、食器用洗剤「キュキュット」を用意。来店客が希望する量を自ら充填して、その量に応じた価格で販売する。充填する容器は、客が持参するか、またはその場で販売するオリジナルボトルを利用する。
 花王では「定着した詰め替え用製品に加えて、容器を捨てない新たな選択肢として量り売りを経験していただきたいと考えた」と言い「利用された皆様の声を聞き新しい生活文化の実現に役立てたいと考えている」として、実験の成果を踏まえてカテゴリーの拡大や売り場の拡大も視野に入れる。ウエルシア薬局でも「どのようなお客様にお役に立てたのかをしっかり分析し、量り売りを含めた次の選択肢を検討していく」と前向きなところを見せる。
 ウエルシア薬局によると、すでに利用客からは「ごみを削減できる取り組みは共感できる」「お試しに少量から購入できるのはありがたい」「次回は家のボトルを持ってくる」などの声が寄せられているという。合わせて、全国展開やアイテムの拡大を希望する意見も少なくない。
 詰め替え比率が7〜8割に達するカテゴリーもある日用品業界にあって、量り売りという選択肢を得て、その上で購入可能な場面が広がる中、消費者がどういう反応を見せるか、大いに注目していく必要がありそうだ。

 エコを考えるきっかけに「コーセーグリーンバザール」
 
 また、コーセーは10月から本格的に、シーズン中に売り切れなかった季節品、限定品などを求めやすい価格で提供する「コーセーグリーンバザール」を、コンセプトストア「Maison KOSE銀座」、フラッグシップストア「Maison KOSE表参道」及びMaison KOSEオンラインサイトで行っている。
 マーケティング戦略部の杉崎洋グループマネージャーは「単純に割引して買ってもらうのではなく、ショッピングを楽しみながら、エコについても考える機会にしたいと考えました。クイズを出題するなどして、化粧品の適切な捨て方などに気づいてもらう、知ってもらうきっかけにつなげています。4月から実証実験として行ってきましたが、思いの他、社内外からの反響は大きく、取引先を含めてポジティブな反応をいただきました。購入後にSNSへ投稿してくれる人も目立ち、ツイッターキャンペーンもブランド広告やプロモーションより反響が大きいほどで、幅広い世代に受け入れられています。半年前に発売したアイテムでも、ユーザーが初めて目にするケースもあり、新たなブランドとの出会いにもつながっているようです」と活動に自信を示す。コスメフリークだけでなく、エコ、サステナブルに興味がある人などに面白い活動だという情報が拡散され、来場者、参加者にも非常に広がりが見られているという。

(詳細は「日用品化粧品新聞」11月29日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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