【スキンケア特集2026秋冬】成分訴求の流れは一体感も

新たなキーワードとして「ロンジェビティ」の提案、活発化傾向
付加価値品を中心に活況な動きを示すスキンケア市場。経済産業省の出荷統計によると、2025年1~12月の皮膚用化粧品は個数が前年同期比0.1%増、金額が同2.8%増。例年に比べるとやや低調な推移ながら、プラスは確保した。今年に入ってからは、1~7月で個数1.4%減、金額7.7%増。高付加価値品の引き合いの強まり、また値上げなどを要因に、全体的に金額の伸びが目立っている。「成分訴求の流れは飽和し、一服したように感じる」(メーカー担当者)という中、新たなキーワードとしては、健康長寿を追求する「ロンジェビティ」が挙がり、各ブランドからの提案も盛んにされている。老化にあらがうというだけではなく、その人らしい美しさをどうやって実現するかを考え、新たなアイテムが開発されている。メーカー担当者は「健康寿命が長くなる中で、自分の肌や体がもともと持っている力をどう生かすかという視点が、スキンケアにも広がってきている。自分自身の状態を理解し、納得して選ぶことへの関心が高まってきているのでは」と分析する。
「AI」の活用ということも見逃せない流れの一つ。成分の組み合わせを分析する形で商品開発に生かしたり、各種プロモーション施策に取り入れたりと、さまざまな形でAIの力を生かすケースが増えてきた。ユーザーが商品選びのためにAIに相談するというケースもあるようだ。アイスタイルがブランド向けに提供するクチコミのAI分析サービスも、大いに話題となっている。
また「美容医療」との“共存”も目立つようになってきた。美容医療の前後に使うという提案などがブランドから成され、ユーザーの美容意識の高まりにつながり、化粧品への投資意欲が増すということにもつながっているようで「美容医療で用いられる成分や技法を化粧品に応用する流れも多く、より高度な効果を求める傾向が強まっている」(メーカー担当者)という。
(詳細は「日用品化粧品新聞」10月12日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)






