ファンケルが第43期定時株主総会を開催、事業内容や研究技術を紹介
主力品の売り上げが好調だった栄養補助食品関連事業は増収
ファンケルは6月24日、横浜市港北区の横浜アリーナで第43期定時株主総会を開催、株主3081人が出席した。
総会では島田和幸社長執行役員CEOを議長とし、業績や現在の課題、今後の方針などについて、映像を交えて紹介した。本紙既報の通り、2023年3月期は売上高が前年同期比0・4%減の1035億9500万円、営業利益が19・7%減の78億4300万円、経常利益が17・7%減の85億5700万円、親会社株主に帰属する当期純利益が33・0%減の49億7000万円。国内では積極的な広告施策で新規客獲得につながったものの、海外が減収となった化粧品関連事業は2・3%減収で、主力品の売り上げが好調だった栄養補助食品関連事業は3・6%増収だった。
化粧品では「基礎スキンケアユーザーの拡大」などを目標に
商品面においては、ファンケル化粧品ではエンリッチプラスに加えてブライトニングラインの強化による「基礎スキンケアユーザーの拡大」、スペシャルケアやメイク提案などを進めることによる「基礎スキンケアユーザーのクロスセル促進」、若年層を中心に支持を集めるマイルドクレンジングオイルブラック&スムースなどによる「毛穴ケア市場でのシェア拡大」を目標に掲げる。更に栄養補助食品事業ではスター商品の成長に引き続き力を入れると共に、新規ユーザー獲得も推進。中国サプリメント市場での展開も更なる強化を図っていく考えを明らかにした。
(詳細は「日用品化粧品新聞」7月3日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)