粧美堂が2023年9月期決算説明会を実施
主力の化粧品・化粧雑貨が好調推移
粧美堂の2023年9月期決算は、メインユーザーである若年層女性の外出機会が増加したこと、戦略的に進めてきた重点販売先に対する営業強化が奏功したことなどが影響し、売上高は前年同期比18・3%増で過去最高の204億4300万円だった。返品リスクが無い一方で粗利益率が低いOEM商品の割合が増加したこと、年度の後半にかけて大幅な円安傾向となり売上原価が上昇したことなどを受けて売上総利益率は減少したものの、利益面でも順調な推移を見せた。
決算発表に伴い11月29日、オンラインで説明会を実施。寺田正秀社長が業績を振り返り、今後の方針を解説した。
商品カテゴリー別では、主力の化粧品・化粧雑貨は均一ショップからの化粧品受注が好調で、20・8%増収。コンタクトレンズ関連は業態、地域によってばらつきはあったものの、おおむね堅調で0・6%増収。自社企画商品の構成比は83・4%と4・6ポイント上昇した。また業態別では全てが増収。特に均一ショップ、ディスカウントストアは重点販売先に対する取り組み強化が奏功し、大きくプラスに働いた。