【花王/花王ロジスティクス】プラ容器回収で事業認定

花王及びグループ会社の花王ロジスティクスは3月、花王の事業場と鎌倉市で実施しているプラスチック包装容器の回収で、経済産業省、環境省から「製造・販売事業者等による自主回収認定」を取得した。一般消費者を対象とした製造・販売事業者としての認定は初めてとなる。
認定は、2022年4月1日に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(プラ新法)の措置事項の一つで、製造・販売業者等の自主回収を促進するもの。認定取得により、廃棄物処理法の業許可なく使用済みの詰め替えパックを花王グループ内と鎌倉市で回収することが可能になる。一方で許可を持たない製造・販売事業者が、回収・再資源化を実施することはできなくなる。
花王では、使用済み詰め替えパックを同グループ内と鎌倉市で回収する計画で、既に「有価物」として回収を実施しているが、「廃棄物」としての回収も可能になる。パックを回収拠点から集約拠点へ移送後、花王の和歌山研究所のリサイクルパイロットプラントでの再資源化を予定。花王ロジスティクスなどによる既存の事業場間輸送便を活用することで、輸送コストや環境負荷を削減できるという。
(詳細は「日用品化粧品新聞」3月18日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)