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【アース製薬・25年度発表会実施】来春の新商品概要、戦略など説明

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【アース製薬・25年度発表会実施】来春の新商品概要、戦略など説明
虫ケアの年間商材化更に推進

 アース製薬は112021日、東京都港区の品川インターシティで2025年度発表会を行い、来春の新商品の概要や戦略などを説明した。従来、年明けの1月に行っていたものを、年内に実施することで、虫ケア用品の年間商材化の推進や、店頭の立ち上げ早期化に対応。業界関係者の話題や関心を集めた。また、グループ会社のバスクリン、白元アース、アース・ペットもそれぞれ有力商品の販売動向などを説明した。

 設立100周年を来年に控えたアース製薬。昨年は虫ケア用品の新商品を秋に発売、発表会を開くなど、近年の記録的な猛暑、残暑といった気温の変化を背景とした虫ケア用品の年間商材化を推し進めた。今秋も更なる存在意義の構築を図っている。

 来春新たに投入する虫ケア用品は、新ブランドの虫よけ剤「はだまもミスト」や、デザイン性にこだわった「マモルーム」の「蚊に効く吊るだけプレート」「エッセンス虫よけ吊るタイプ」、更に1年に1度の使用で効果を発揮する「ゼロノナイト」のエアゾールタイプの「イヤな虫用ジェット」、また、殺虫成分不使用の「アースゴキブリよけキッチン収納・食器棚用」や「らくハピエアコンドレンホース用ゴキブリ侵入阻止」など。

 「はだまもミスト」は、虫よけの使用率が現在213%と決して高くない現状や、使用しない人への理由を聞いた調査で上位に挙がった「肌によくなさそう」「人体に悪影響がありそう」、また「好きなデザインがない」といった不安や不満に着目、開発した。まず、肌への優しさを追求するべく、肌と同じ弱酸性かつ肌を包み込んで虫から守る独自のモイストヴェール処方を採用した。また、デザインも生活空間になじむシンプルかつ華やかな色合いとしている。そういった不の解消を図ることで、使用率を50%にまで高め、現在の虫よけ市場の金額規模100億円を、200億円に拡大させたい考え。

 「マモルーム」は、プラグ式の蚊用、ダニ用に加え、昨秋、ゴキブリ用を発売。伸長する市場の勢い加速に貢献している。来春は「アース虫よけネットEX」ブランドで販売していた「蚊に効く」タイプを「マモルーム」として新たに展開。「マモルーム」のコンセプトでもある、空間になじむインテリア性を追求したデザイン、世界観を取り入れた。

 高単価ながらユーザーの裾野拡大が見られる「ゼロノナイト」の「イヤな虫用ジェット」は、ピレスロイド系とブロフラニリドをバランスよく配合し、速効性と持続性を高いレベルで両立させている。

 発表会の会場では新商品の他、伸長するゴキブリ用、ダニ用にフォーカスし、それぞれ自社の商品の実用性、有用性などを分かりやすく訴求した。虫ケア以外でも「ダモン」「温泡」「スッキーリ!」などの有力商品の特長や市場動向などを紹介。また、バスクリンの入浴剤や育毛トニック、白元アースの除湿剤や冷却剤、アース・ペットのペット用品など個性的な価値を持った商品の数々をアピールした。

(詳細は「日用品化粧品新聞」11月25日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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