サラヤ「セブンプレミアム」へ展開

サラヤはセブン&アイホールディングス(HD)と共同で、セブン&アイグループ共通のプライベートブランド(PB)の日用品・衣料品ブランド「セブンプレミアム ライフスタイル」を冠した洗剤・衛生用品を11月16日から全国のセブン−イレブン、イトーヨーカドーなど2万1600店で発売する(手指消毒スプレーは12月14日から)。 これに先立ち11月11日、オンラインで説明会を開き、更家悠介社長、代島裕世コミュニケーション本部本部長、セブン&アイHDの石橋誠一郎常務執行役員グループ商品戦略本部長が出席し、今回の取り組みの意図や商品特長などを説明した。
SDGsの理解、エシカル消費の促進も
「セブンプレミアム」は累計販売金額が10兆円を超えるブランドだが、衣料用洗剤など価値訴求PBとして誕生したものの、市場ニーズへの変化が課題の一つになっていた。セブン&アイHDでは、環境課題に向き合った商品開発で差別化を図る狙いがあったという。そこで環境対応など事業を通じて社会貢献に長年取り組み定評のあるサラヤと共同で商品化を図ったもの。商品は「ヤシノミ洗たく洗剤」「ヤシノミ柔軟剤」「薬用泡ハンドソープ」「手指消毒スプレー」の本体・詰替各種をラインアップした。売り上げの一部をWWF(世界自然保護基金)などの団体やプロジェクトを通じ環境保全活動などへ寄付する。生活者も「これを購入することでSDGsを理解しエシカルな消費を実践、社会貢献活動に参加できる」(代島本部長)ことを訴求する。
(詳細は「日用品化粧品新聞」11月16日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)