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【入浴剤市場】巣ごもり長期化で拡大へ、動く各社

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【入浴剤市場】巣ごもり長期化で拡大へ、動く各社

 長引くコロナ禍による巣ごもり需要の影響で、今年も成長著しい入浴剤市場。ライフスタイルの変化によって、入浴頻度が増加したり入浴剤にこだわったりと、入浴習慣も変化しており、高価格帯商品の伸長や、重炭酸商品の需要が高まるなど、市場には新たな動きも見られるという。生活者の次のニーズをつかむため、各社は引き続き積極的な施策を行っている。

高価格帯商品が伸長も

 近年堅実に伸長していた入浴剤市場だが、昨年から続く巣ごもり需要にメーカー各社が新たな提案を行ったこともあり、更に急成長を遂げることとなった。2020年度の市場規模は前年度の568億円から大幅増の654億円ほどで、剤型別では錠剤が約245億円、粉末が約125億円、粒剤が約85億円、液体が約60億円、分包が約45億円と続く。
 1000円以上の高価格帯商品及び重炭酸などの機能性を訴求する商品がヒットしたことや、子供向けの商品が昨年の約39億円から約50億円へと伸長したことからも、おうち時間をより充実させたい生活者の心情がうかがえる。一方で「これ以上入浴機会が増えることは考えにくいので、そろそろピークアウトして、今後は機能競争に入るのでは」(メーカー担当者)という見方もあり、需要期を迎えた各社の動きは活性化している。

(詳細は「日用品化粧品新聞」10月4日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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