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【user's VOICE】洗口液/液体ハミガキ

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【user's VOICE】洗口液/液体ハミガキ

高まる口腔ケア意識

 新型コロナの感染拡大により、マスクを着用しての生活が常態化している中、自身の口臭を気にする人や、口腔ケアの意識が高まっているという。そこで今回は、POB(マルチプルID―POS購買理由データPoint of buy)会員の洗口液/液体ハミガキのレシートを分析する(N=1万564枚、調査期間2020年1月~12月)。
 図表は、洗口液/液体ハミガキのレシートにおけるブランド別構成比と、購入者層を表したものだ。まず、ブランド別の売れ筋を見ると「薬用リステリン(ジョンソン・エンド・ジョンソン)」が19・7%でおよそ2割を占め「モンダミン(アース製薬)」が14・5%、「GUMデンタルリンス(サンスター)」が9・6%、「NONIO(ライオン)」が6・3%と続く。

コロナ前に比べ平均単価200円以上上昇

 女性に着目して、4ブランドの購入層を見ると「薬用リステリン」と「モンダミン」は比率に若干の差があるものの、40~50代を中心に購入されている。「GUM」は、50~60代以上の購入層が、47・3%でおよそ半数を占め、歯周病予防や口臭を気にする中高年世代に選ばれている。一方で「NONIO」は、20代の購入層が8・7%で4ブランド中、最も比率が高く、30代の購入者が32・3%で3割を超え、若い層に支持されていることが分かる。
 洗口液/液体ハミガキの平均購入金額は、新型コロナ感染拡大前(19年)の654円に対し、拡大後(20年)は、876円と222円増加。買い物頻度が低下し、大容量などの購入増も考えられるが、新型コロナ感染拡大が起因して、口腔ケアに更に関心が高まり、高付加価値商品が購入されるようになったとも推測される。(ソフトブレーン・フィールドPOB事業部)

(詳細は「日用品化粧品新聞」4月12日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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