P&G「Oral-B by Braun」取り扱い店数の拡大へ、電動ハブラシ中価格帯拡充
「丸型回転」の技術で、歯を包み込んで磨く独自の動きを実現
Ｐ＆Ｇのオーラルケアブランド「Ｏｒａｌ‐Ｂ ｂｙ Ｂｒａｕｎ」は10月初旬、充電式電動歯ブラシの最上位モデル「オーラルＢ ｉＯ」シリーズから、従来よりも手に取りやすい中価格帯の新モデル「オーラルＢ ｉＯ５」「オーラルＢ ｉＯ４」「オーラルＢ ｉＯ３」を発売する。これに先立ち９月15日、東京都中央区の時事通信ホールで発表会を実施した。
自宅で歯科クリーニングのような磨き上がりを実現することがコンセプトの「オーラルＢ ｉＯ」シリーズは、ブランド史上最高の歯垢除去力を誇る。「丸型回転」の技術で、歯を包み込んで磨く独自の動きを実現。世界で２４５の特許を取得した世界初の磁気駆動システム「リニアマグネティックシステム」で、ブラシ１本１本まで振動させる「遠心マイクロモーション」を生み出し、手磨きと比べて99・７％アップの歯垢除去力で、歯垢の蓄積まで防ぐ。
一昨年夏の発売後、約１年半で全世界２５０万人以上が使用。日本では、手磨きからの切り替え購入者が世界平均を大きく上回る約６割を占め、市場平均売価の３倍以上の実勢価格ながらも好調で、２万５０００円以上の高価格帯市場を１・２倍に拡大したという。
医療費抑制を見据えた政府の「国民皆歯科健診」制度の導入検討開始などの社会背景も加わり、オーラルヘルスがますます注目を集めていることから、モード数やディスプレイなどの機能をシンプルにすることにより、家電量販店市場におけるボリュームゾーンである中価格帯を実現した新モデルを発売する。
配荷店を３倍に増やし、ドラッグストアでの取り扱いも開始
発表会に登壇したインターナショナルオペレーションズオーラルケアアジア部長の大川正樹シニアブランドディレクターは、新プロジェクト及び中長期的なビジョンを発表。「『健康的なオーラルケアを、すべての方へ』というビジョンの下『よりお求めやすく』『より多くのお店で』『より必要としている方に』の三つを軸に取り組みを推進する」として、新モデルは１万円台の中価格帯で配荷店を３倍に増やし、ドラッグストアでの取り扱いも開始すると明らかにした。また、国際障害者歯科学会とのパートナーシップによる歯磨きトレーニングの共同開発や、日本国内で産院を通じて妊産婦への電動歯ブラシ無償配布を行う他、より多くの人に新製品を体験してもらうため、キャッシュバックキャンペーンを実施するという。
（詳細は「日用品化粧品新聞」9月26日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
