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本紙セレクト2023年・業界10大ニュース

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本紙セレクト2023年・業界10大ニュース

 1位はコロナの影響落ち着き市場も回復


 新型コロナウイルス感染症の位置付けが、これまでの「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」から、5月に「5類感染症」に移行した2023年。20年から人々の生活に、あまりに大きな影響を与えたコロナ感染による各種の現象や制限も収束。インバウンド需要の復活もあり、日用品化粧品市場も以前のような需要や安定推移が見られた。来年以降、コロナの影響を払拭したメーカーの商品展開が、より進むことになるだろう。
 その他、様々な分野における値上げも、昨年同様進んだ。世の中の物価上昇に伴う生活防衛意識の高まりで、各市場の数量面での苦戦が目立った。また、記録的な暑さも今年のトピックス。各地で35度以上の猛暑日数が過去最多を更新。連日の暑さに加え、東京では11月に観測史上初となる25度以上の夏日が2日連続で発生するという、残暑という言葉では収まらないほどの事態を記録。市場にも大きな影響を与えた。
 新たな提案では、ここ数年進んでいた、フェムテック・フェムケア、ジェンダーレス、LGBTQなど性に関する価値訴求、売り場提案が更に見られるなど、社会や時代の流れに合わせた展開が市場でも一つのキーワードになった。

① コロナの影響落ち着き市場も回復

② 記録的な猛暑日、真夏日で市場変化

③ 原料高などによる商品値上げ続く

④ 大型ブランドで店頭活性化

⑤ 大手企業で新社長、世代交代

⑥ フェムテック提案 更に拡充

⑦ ライオン台東区の本社稼働

⑧ ファイントゥデイ独自商品

⑨ @cosme OSAKAオープン

⑩ 日本化粧品工業会スタート

 ちなみに2022年の納刊号の巻頭はこんな内容でした。
 コロナ3年目となった2022年。「今より状況は落ち着くだろう」と多くの人が予想し始まった一年も、感染者数は収まるどころか再拡大し、緊急事態宣言は出ずとも、各地でまん延防止等重点措置が出され、更に夏場以降も第7波、第8波と事態は収束せず、12月でも10万人以上の感染者が出るなど、相変わらずコロナに振り回された年だった。来年は外出需要の高まり、インバウンドの復活が見込まれる。
 それ以上に今年を象徴する出来事は「値上げ」と言って間違いないだろう。原材料価格やエネルギーコストの高騰、円安が顕著となり、また、ロシアによるウクライナ侵攻などを背景にそれが更に進み、国内各メーカーは商品価格の値上げに踏み切った。業界では、ドラッグストアショーがリアルでは3年ぶり、初めて夏場に開催された。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」12月11日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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