COSME Week東京開催 1月17〜19日/東京ビッグサイト
幅広い国、地域のアイテムそろう
業界最大級の化粧品関連展示会がいよいよ幕を明ける――。
1月17日から19日までの3日間、東京ビッグサイトで「ＣＯＳＭＥ Ｗｅｅｋ 東京 2024」が行われる。主催はＲＸ Ｊａｐａｎで、化粧品開発展、国際化粧品展、美容・健康食品ＥＸＰＯ、化粧品マーケティングＥＸＰＯ、ヘアケアＥＸＰＯ、国際エステ・美容医療ＥＸＰＯで構成。初上陸、初公開の原料、アイテムなどが来場者を出迎える。
出展社、来場客は前回から拡大傾向
長引いたコロナ禍を経て、日常が戻ってきた感のある化粧品業界。「ＣＯＳＭＥ Ｗｅｅｋ 東京 2024」も盛り上がりを見せそうで、前回比1・3倍の750社が出展を予定、来場客は1・2倍の3万5000人を想定している。海外からの出展社、来場客も増える見込みで、幅広い国・地域のアイテムに触れる機会も大いにありそうだ。
中でも注目を集めそうなのは「発酵・菌」に関連した商材。コメ発酵液、センチフォリアバラ花びらエキスを乳酸菌で発酵した原料など、様々な注目成分が展示を予定しており、商談も活発化することが予想される。
特別企画も数多く用意されている。その一つが、顔タイプ診断、骨格診断、パーソナルカラー診断を無料で体験できるブースの設置。イメージコンサルタント・メイクアドバイザーの養成スクールであるＨＡＰＰＹ ＳＰＩＬＡＬ Ａｃａｄｅｍｙ認定講師が協力し、一歩踏み出せずにいた人に診断体験の機会を提供する。
“カタチにする”アイデアを提案
毎回、好評を博すセミナーは、消費者ニーズや市場動向、商品開発に関連したものなど60講演を予定。基調講演はポーラ・オルビスホールディングスの横手喜一社長が講師を務めることを始め、興味深いテーマがそろう。更には、昨年9月に行われた「ＣＯＳＭＥ Ｗｅｅｋ 大阪」と同様に、モデル・インフルエンサーなどを消費者代表としてゲストに招いてのトークセッションの時間も設けている。消費者の様々な“ほしい”に対する理解を深め、化粧品・美容業界に属する人々が“カタチにする”ためのアイデアが生まれる場になることを目指すもの。「メンズ美容」「20代の美容」「美容医療」の3本立てで展開し「消費者は何を基準に商品を選ぶのか」「どこから情報を得て、購入まで至るのか」「メイクや美容を何のためにしているのか」など、消費者のリアルな声を届ける。初の試みだった大阪展の際は、セッション中も活発に質問が飛び交ったということで、今回も来場者との積極的な交流につながり、様々な商品開発やマーケティング、サービスにつながることが期待される。
