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【市場探訪「ボディソープ&ハンドソープ」】付加価値品が市場リード、目立つ「無添加」の伸長

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【市場探訪「ボディソープ&ハンドソープ」】付加価値品が市場リード、目立つ「無添加」の伸長

ニオイケア系も需要増

 前年比約5%増と順調な成長を示した昨年のボディソープ市場。2023年、24年も同等の数字を示すなど安定的な成長を続けており、今年もその傾向が見られているようだ。高付加価値品や大容量品などのシェア増による単価アップで市場の拡大はどこまで続くのか。また、ハンドソープも昨年は3%増と堅調。コロナ後の反動を経て市場の活性化が見られつつある。 
 ここでは、店頭の華やかさがより一層増すボディソープについて分析する。
 剤型別では、泡タイプが引き続き伸長。市場構成比は一昨年に約300%と初めて3割を超え、昨年も約315%と数字を伸ばした。20年との比較では約80%増と着実に浸透しており、この流れは今後も続くことが予想される。
 カテゴリー別の動向では、トレンドの変化が見て取れる。あるメーカーの分析では、一昨年まで最大規模だった、ファミリーユースの「ファミリーマス」から、昨年、パーソナルユースの「マスパーソナル」にトップの座が入れ替わった。マスパーソナルはここ数年、市場の伸長率を上回るなど、まさに市場をリードする存在として活性化に貢献している。
 また「無添加・低刺激」の伸長も目立っており、個人個人に合った品質のものが選ばれる傾向がより強まっていることがうかがえる。更には「ニオイケア」「ボディコスメ」「フェムケア」といったカテゴリーの伸長も見逃せない。
 世帯浸透率の高いボディソープではあるが、まだまだ付加価値化による市場拡大は進んでおり、特に肌悩みに合わせたスキンケア及びビューティーケアのニーズの高まりが市場拡大の大きな要因になっていることは明白。実際、ヘアケアや入浴剤などで認知度の高いブランドの商品も台頭しつつあり、今後ますます強まるであろう、それらのニーズによってどこまで市場が伸びるかが注目のポイントだ。
 今春、無添加やニオイケア系が急上昇
 パーソナルニーズの高まりは、特に今年の45月に数字にはっきりと表れた。あるメーカーの調査では「無添加」が前年比約20%増で推移。もともと続いていた伸びが一段と跳ね上がった。その他、ニオイケアをうたったデオドラント商品も同様の伸び率を見せている。
 メーカー関係者は市場の拡大について「ニオイケア系の成長は、5月の気温の上昇によるところが大きい。また、全体として、中東情勢の影響から買いだめをする傾向もあったと思われる。無添加は店頭でも品薄の状況。実際のところ、ここまでの急拡大の主要因については絞りきれていない。買いだめについては、その度合いによって、今後の反動の大きさが変わってくる。そこは注視しておく必要がある」と分析。また「消費の二極化が進む中、高付加価値・高単価ブランドのユーザーをどう囲い込むか。それには圧倒的なブランドへの信頼度が必要。常に品質を高めることはもちろんだが、美や健康、また家族の幸せといったブランドの世界観の醸成は、先行きが不透明なこのご時世、より重要になってくるだろう」とロングヒットへの道筋を語っている。
 身体の汚れを落とす、という基本的な機能からプラスアルファの価値をどう足していくか。猛暑、酷暑を迎えるこれからの時期、反動をものともしない活発な動きが期待されるところだ。

(詳細は「日用品化粧品新聞」6月15日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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