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【勢い増す大手ドラッグストア】1兆円超企業が4社に

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【勢い増す大手ドラッグストア】1兆円超企業が4社に

上位集中が更に加速か

 大手ドラッグストア各社の勢いが止まらない。一昨年度、悲願でもあった「10兆円産業」を果たし、2030年までに13兆円という新たな目標を掲げるドラッグストア業界。昨年12月には、ツルハホールディングスとウエルシアホールディングスが経営統合。ウエルシアホールディングスの通期の業績が加わるツルハホールディングスの2027年2月期の業績予想は、売上高2兆5500億円、と業界初の2兆円企業が誕生する見通しだ。
 今年の各社の業績を見ると、軒並み前年を大きく上回っている。
 新生ツルハホールディングスの26年3~5月期は、売上高が前年同期比133・7%増の6368億円、営業利益が94・3%増の243億円。NBの仕入れやPB開発、共同配送などの推進で初年度のシナジー目標150億円の達成に着実な手応えを示す。
 マツキヨココカラ&カンパニーの26年3月期は、売上高が5・3%増の1兆1174億円、営業利益が3・5%増の849億円。特に営業利益額の高さは業界随一。インバウンドや化粧品が好調で、また、昨年10月に子会社化した新生堂薬局(福岡県)の業績も上乗せされた。
 スギホールディングスの26年2月期は、売上高が15・1%増の1兆103億円。初の1兆円超を果たした。営業利益は14・1%増の485億円。昨年9月にはセキ薬品(埼玉県)を持分法適用関連会社化し、今年9月には出資比率を高め連結子会社化する。
 サンドラッグの26年3月期の売上高は5・1%増の8425億円、営業利益が5・2%増の468億円。グループ企業のダイレックス(佐賀県)のディスカウントストア事業が堅調に推移した。
 また、コスモス薬品の26年5月期は、売上高が8・7%増の1兆995億円。2期連続の1兆円超、M&Aを行わず1兆円を超える異質な展開を見せる。営業利益は4・8%増の423億円。新規105店を出店し、食品の売上構成比を62・9%にまで高めるなど拡張路線を更に進めた。
 これで1兆円超企業が4社になった。M&Aやドミナント戦略などで規模を拡大する一方、人口減少が進むエリアでの出店対応などの課題も今後浮き彫りになってくる。PBや食品などを生かした「店舗の質を上げる」ことでの差別化に向けた競争が一つの鍵になってきそうだ。


(詳細は「日用品化粧品新聞」8月1日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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