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サンスター「ガム」液体ボトルに植物由来原料30%配合、CO2排出量270トン削減

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サンスター「ガム」液体ボトルに植物由来原料30%配合、CO2排出量270トン削減

 洗口液や液体ハミガキを生産する山梨工場の見学会を実施

 サンスターは、日本で自社生産する「ガム」ブランドの液体ハミガキ、洗口液計13品種のプラスチックボトル容器を、7月下旬の工場出荷分から植物由来原料30%を用いたバイオマスPET製のボトルに切り替えた。それに伴い7月21日、報道陣に向け、洗口液や液体ハミガキを生産する山梨工場(山梨県南アルプス市)の見学会を実施。広報部サステナビリティグループの草野彰吾グループ長が「サンスターの長期ビジョン・環境中長期目標」、生産技術統括部パッケージ部の鵜尾一行氏が「液体ハミガキ・洗口液ボトルへのバイオマスPET導入」、竹口真也山梨工場長が「山梨工場と環境対応」と題し説明した。

 他のボトル容器やハミガキチューブのキャップなども順次拡大

 石油由来から植物由来の原料に切り替える今回の取り組みによって、1年間で270トンのCO2排出量の削減を見込む。 カーボンニュートラル実現に向けた「サンスターグループ環境中長期目標」では、容器・包装材に用いるバイオマスプラスチックや再生プラスチックの比率を2025年に25%、30年には50%に高めるなど、プラスチック資源循環促進法の趣旨に沿う目標を掲げている。
 これまでも、ハブラシ、歯間ブラシのパッケージに用いる包装材への再生プラスチックの採用や、ハブラシの毛に植物由来原料を配合するなど取り組みを進めてきたが、今回、取り扱いカテゴリーで最もプラスチック使用量が多く、今後の需要拡大が見込まれる液体ハミガキ、洗口液のボトルにおいて、バイオマスPETの採用を推進。更に、今後は他のボトル容器やハミガキチューブのキャップなどへの植物原料配合の順次拡大により、容器・包装材に用いるバイオマス/再生プラスチックの採用比率を高めていく。 現在のバイオマス/再生プラスチックの採用比率は約5%だが、今回の切り替えの取り組みでそれが20%にまで高まるという。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」8月1日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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