マンダムが大阪大学と新制汗技術を開発、汗腺を〝眠らせて〟効果発揮

化粧品分野の研究者の育成などの共同研究を推進
マンダムは10月25日、大阪市北区の大阪大学中之島センターで、大阪大学大学院薬学研究科と「汗が出るメカニズムの解明と制汗成分の発見」と題した共同記者発表会を行った。
両者は2015年6月から共同研究講座を設立し、ヒト汗腺や細胞の感覚センサー(TRPチャネル)、幹細胞の応用などをテーマに、化粧品分野の研究者の育成、アジア諸国との共同研究の推進などを図ってきた。
今回は、ヒトが汗をかく際の詳細なメカニズムと、その発汗を抑制する効果的な成分を初めて発見。従来の制汗剤が、アルミニウム塩が汗腺にふたをして物理的に汗を止めるのに対し、汗腺を“眠らせる”という新たな技術によって次世代型制汗剤の開発を可能とした。熱中症や多汗症の解明や治療への期待も高まっているという。
(詳細は「日用品化粧品新聞」11月6日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)