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【東流社】「春の商談会」で意気込み示す

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【東流社】「春の商談会」で意気込み示す
10回目の節目に”再始動”提案

 東流社は1月24、25日の2日間、仙台市若林区の仙台卸商センター産業見本市会館サンフェスタで、10回目のリアル開催となる見本市「2024年春の商談会」を実施した。今回のテーマは「再始動~価値ある未来~」と設定。新型コロナウイルスの分類が5類に移行して多方面で制約が解除される一方、各商品の値上げで生活防衛が強まり消費に影響をもたらす中でも、10回目の節目、また、第30期を迎えるということも踏まえ、再び上昇志向を目指すとの意気込みを表した。

 全国の有力卸の中でも最も早く実施する展示会と知られ、前回までのコロナ禍による制約もほぼ解消されたこともあって、会期中は東北地区を中心に約100社の得意先企業などから関係者述べ550人が来場した。メーカー出展は新規10社(アレッポの石鹸、クロバー、コジット、山洋、ディプロ、日翔、日本ジュニイン、常睦化工、ペーパーテック、ペットライフクリエイト)を含め、前回より3社増の133社を数えた。本展示会における商談額は約100億円となる見込み。

 会場内の独自に展開する企画提案コーナーでは、今春に発売される新商品を一堂に陳列したのに加え、注目度の高い軽失禁パッドについて市場動向や今後の見通しなどを紹介。用途やニーズ、トレンド別に化粧品アイテムをそろえた売り場、市場拡大に期待が寄せられるペット関連品の売り場提案などを行った。

 化粧品提案コーナーでは、より細分化したテーマ、キーワードに沿って、マスクを外した後のスキンケア、肌悩みに成分別に応えるアイテム、雰囲気を変えるヘアスタイリング、入浴や睡眠時の美容に関連したアイテムなど、多岐にわたる提案を取りそろえた。

 「人とペットの共生」を掲げたペット関連品にも引き続き注力。猫用おやつ、玩具、猫砂といった商品群の人気ランキングを現品と共に展示するなどして分かりやすく紹介した。また、身体をメンテナンスする「気分爆上がり」や「女性のライフステージ」「温暖化」などを切り口とした商品や提案を紹介し、来場者の人気を集めた。

 合わせて、東日本大震災での経験を踏まえ、災害に備えるための防災用品をそろえ、ランキング形式で紹介するコーナーも設置。年初に能登半島地震が発生したこともあいまって、強い関心を集めた。

 出展したメーカー各社も、幹部や営業担当者がブースに立ち、新商品や主力商品の特長、売り場展開などを熱心に紹介した。

 また、東流社の2024年1月期(第29期)の決算は増収増益を達成する見通しという。30期も様々な施策を推進し、地域卸としての存在感をより高めていきたい考えだ。


(詳細は「日用品化粧品新聞」2月5日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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