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【エステー】中期経営計画「SMILE2027」策定

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【エステー】中期経営計画「SMILE2027」策定
「消臭力」超える新カテゴリー創出へ、日用品メーカーの”壁”破る

  エステーは2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「SMILE2027」を策定した。これに伴い5月23日、東京都中央区のベルサール八重洲で説明会を開き、上月洋社長が概要や今後の方向性などを示した。

 中計の財務目標として、売上高で24年3月期から年平均8%増で120億円伸ばし565億円を目指す。営業利益は現在の約3倍増に当たる40億円、営業利益率7・1%、EBITDA54億円、ROE8・3%まで引き上げる計画とした。更に30年3月期、33年3月期と3ステップで再成長を図る考えだ。

 上月社長は「当社の社是であり経営理念は、創業時に定められた『誠実』。イノベーションや人的資本、サステナビリティに通ずる要素が詰まっており、今やるべきことを指し示してくれている。しかし、過去20年間、大ヒット商品を生み出せず、売上高、株価共に横ばいが続いている。再び力強い成長を実現するためにも、これまでのやり方を変える必要がある」と、これまでの反省も踏まえつつ、新たなパーパスを「こころに響くアイデアで、ふとした瞬間を、ふふっと笑顔に。」と定め、日用品メーカーからウエルネス・カンパニーを目指すことを改めて示唆した。パーパス実現のためには「お客様の声を反映し、人と組織を活性化し、信頼を得る技術と三つの変革の軸で、日常の『不』を解消し、日用品メーカーの壁を打ち破る」(上月社長)という。

 「SMILE2027」では、各事業の戦略を明確化して展開を図る。4分類のうち、特に既存ビジネスの進化に経営資源を集中投下することで収益力を強化する。ペットケア事業を主力事業に育成するのに加え、エアケア事業では高付加価値商品や新ブランドに注力する。

(詳細は「日用品化粧品新聞」6月3日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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