【サンスター】環境対応事業の成果発表、目標に向け前進
サンスターグループは11月27日、東京都港区の東京オフィスでサステナビリティに関する説明会を行った。グループ広報部の草野彰吾サステナビリティグループ長が「環境配慮製品の意識調査」「環境活動報告と消費財事業取り組み事例」と題し、オーラルケア製品のプラスチック対応を、サンスター技研MC事業部技術営業部の品川佳範設計開発グループ長が「生産財事業の環境への取り組み事例」と題し、バイク業界における画期的な環境対応技術についてそれぞれ説明した。
草野部長は年代別の環境に関する調査結果について発表。環境に関心がある人は年代が高くなるにつれ増え、60代では「とても関心がある」「関心がある」が計69・5%に上った。環境に悪そうと感じるタイミングでは「捨てる時」が最も多く、日用品の容器・包装について気にすることは、トップが「詰め替えができるか」(38・5%)、次に「分別のしやすさ」(32・7%)だった。
次に自社の消費財事業の製品パッケージの環境対応について紹介。今年2月に発売した「オーラツー」のハブラシは、ハンドル部分にバイオマスプラスチックを使用。国内の市販ハブラシとして初めてBPマークの認証を取得した。今年3月にリニューアルした「ガム」の歯間ブラシは、パッケージをプラスチックケースから紙の台紙(FSC認証紙)と透明カバー(再生PET)に変更。プラスチック量を80%削減した他、ハンドル部にバイオバスプラを配合した。
また、液体ハミガキや洗口液のボトルも改良を進める。「ガム」は昨年7月、「オーラツー」は今年2月にバイオマスPETを採用。年間270トンのCO2排出量削減効果を生み出している。更に今年10月には、液体ハミガキの「ガムデンタルリンス1300mL」のボトルをバイオマスPETに変更。プラスチックを薄肉化し、従来品よりプラスチック使用量を150%削減した。
(詳細は「日用品化粧品新聞」12月9日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)