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【貝印】帽子コンテストの結果発表。最優秀賞はテーマ体現したストーリーの「流動」

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【貝印】帽子コンテストの結果発表。最優秀賞はテーマ体現したストーリーの「流動」
「越境」テーマに14カ国からの応募

 グローバル刃物メーカーである貝印は11月6日、東京都渋谷区のShibuya Sakura Stage 404 Not Foundで、主催する帽子コンテスト「KAI Hat & Head―piece Competition 2025」の結果発表を行った。
 コンテストは,「すべての人に最高の帽子を届ける」をミッションに新しい帽子文化の創出、次世代帽子デザイナーの育成を目的としており「帽子職人や学生、グラフィックデザイナーなど多彩な方に応募してもらい、当社が縫製ハサミを扱っていることをアピールする場にもなれており、ファッションに寄り添ってきた歴史を業界の方々に理解してもらうことにもつながっている」(鈴木曜CMO)。今年は応募数が昨年の2・3倍となり、14カ国から応募があるなど国際色豊かなコンテストとなったという。4年目を迎える今回は「越境」をテーマに作品を募集。フランス国家最優秀職人の称号を持つ、Hat&Head piece designerの日爪ノブキ氏、日本有数の帽子メーカーである栗原の栗原亮社長、デザイナーの田中文江氏、ヘア&メイクアップアーティストの奈良裕也氏、鈴木CMOが審査員を務めた。
 会の冒頭、あいさつに立った遠藤浩彰社長は、創業117年を迎えたグローバル刃物メーカーで、カミソリや爪切りといったビューティーケア用品、包丁などのキッチンツールを手掛けていることや、お客様の背格好を見て、用途など話を聞き、その人向けに刃物をつくってきた「野鍛冶の精神」を大事にモノづくりに取り組んできたという自社の姿勢を紹介。縫製ハサミなどでアパレル業界の製造現場を支援してきており、ハサミの歴史の新たなる原点になるという意思を込めてOriginの頭文字を取り、自社の知見を集結し、圧倒的な切れ味を追求した新ブランド「o(オー)」を発売予定であることも取り上げた。コンテストへの意欲も見せ「5年、10年続いていくように尽力し、ファッション、帽子業界を盛り上げていく」と力を込めた。

(詳細は「日用品化粧品新聞」11月10日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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