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【花王・アイスタイル】「RNA社会実装に向けたプレカンファレンス」開催

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【花王・アイスタイル】「RNA社会実装に向けたプレカンファレンス」開催
花王ら参画の「RNA共創コンソーシアム」の進捗解説

 遺伝子レベルで自分を知ることで一人ひとりが輝く社会を目指し、美容・健康領域に関連する企業が共創して社会課題の解決を目指す「RNA共創コンソーシアム」を2024年に立ち上げた花王とアイスタイル。その後、参画企業との共創でRNA遺伝子を日々の変化をとらえる新たな指標として活用し「自分の身体に合う、自分にとって本当に価値あるもの」を迷うことなく選べる社会を目指し、取り組みを進めてきた。26年はRNA技術を活用した商品やサービスを更に多くの生活者に届ける本格的なフェーズへの移行を予定しており、これに伴い1月14日、東京都中央区の室町三井ホール&カンファレンスで「RNA社会実装に向けたプレスカンファレンス」を行った。

 冒頭、RNA共創プロジェクトリーダーを務める花王スキンビューティ第1研究所の庭野悠室長が、RNAやこれに関連する取り組みを解説。RNAについては、外部環境やライフスタイルの影響で変化する遺伝子であり、肌や身体を変化させていくことを指示して健康維持の鍵を握る存在であると紹介した。また「皮脂の中にRNAが安定して含まれていることを発見し、あぶら取りフィルムで簡単に採取できるため、肌を傷つけずに様々なことが分かるようになった」と自社の研究知見についても披露。RNAによってより良い選択、生活を実現できるようになる可能性を示し、今後も様々な企業の技術を掛け合わせて社会課題の解決につなげていきたいと意欲を示した。
 プレスカンファレンスではアイスタイルの濱田健作上級執行役員CSO兼経営戦略室長がファシリテーターを務め、花王の長谷部佳宏社長執行役員、キリンホールディングスの磯崎功典会長CEO、アイスタイルの遠藤宗社長兼COOによる鼎談「RNAが創る未来」を実施。「商品を選ぶ新しい物差しとして、自分の美や健康が前進していることを可視化できるものをつくりたい。お客様にとっては、自分に合った商品に向き合え、健康や美がどんどん良くなっていくのが分かり、我々にとっても非常に大きなイノベーションになるはず。企業同士が連合し、人の身体をターゲットにしていろいろなサービス、高付加価値品を提供していき、ビジネスモデルも大きく変わると考える。ありとあらゆる方面の人たちがサービスを展開することでビジネスが進化していくので、お客様のために商品を尖らせていくとする企業様にはぜひコンソーシアムに入っていただきたい」(長谷部社長)、「個々人が肌の状態に合った商品と出会う機会を提供したい。解析技術、肌診断を活用して商品を買うことが当たり前という習慣をつくりたい」(遠藤社長)、「生活者の健康習慣、質を変えていく。商品の選び方、開発経緯、市場構造が変わり、健康意識がますます高まるのでは」(磯崎会長)と、それぞれが今後の展開に期待を寄せた。
 その後は花王の各担当者が事業の進捗状況や施策を取り上げた。庭野室長はRNA遺伝子で肌タイプを分類する技術、顔写真からRNA肌タイプを判定する技術という二つの独自技術を活用することで、肌と商品の最適なマッチング、提供が可能になり“美容迷子”を救うことにつながると強調。化粧品に加え、肌と頭皮に共通性があることを見いだし、ヘアケア領域への応用も進めていることを明かした。
 また、花王化粧品事業部門の池辺順子プレミアムブランドビジネスグループ長は新スキンケアブランド「SOFINA SYNC+」を立ち上げ、SOFINAが積み重ねてきた角層研究とRNA研究を融合させた提案を進め、美しさへの確かな実感を求める人へサービスを提供していくことを発信。自社ECサイトで先行美容液「角層シンクロチューナー」を発売しつつ、肌の状態と欲求を可視化する肌遺伝子モード解析によって「知る」、肌の欲求に合わせ最適にアプローチする美容液で「応える」、肌チェックなどからケアの効果を客観、主観の両面で感じてもらう「実感する」という三つのステップを繰り返し、成功体験を積み重ねていくとした。
 更に、ヘルスビューティケア事業部門の守矢まゆみヘアケア事業部長は、一人ひとりの頭皮と髪の今の状態を科学的に解析し、頭皮と髪のタイプを16タイプに分類して最適なヘアケアプランを継続的に提案するサブスクリプションサービス「THE ANSWER PROGRAM」を紹介。「生活者一人一人の今の状態を解析し、自分の髪と向き合いながら信じられる答えにたどりつく新しいヘアケア体験を提供し、ハイプレミアムの強化とブランド価値の向上、事業成長へつなげる」と自信を見せた。

(詳細は「
日用品化粧品新聞」1月19日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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