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アイスタイルとメルカリが二次流通市場調査/新規客創出を促進へ

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アイスタイルとメルカリが二次流通市場調査/新規客創出を促進へ

15~69歳の1割が二次流通でコスメ購入

 アイスタイルとメルカリは、2020年2月に締結した包括連携協定の一環として、化粧品/コスメの二次流通市場がもたらす一次流通市場への影響を明らかにすべく、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授と共同調査を行った。これに伴い10月14日に発表会を実施、調査の概要や二次流通市場の将来像を解説した。
 国内在住15~69歳を対象とした調査では、10・0%が二次流通市場で化粧品/コスメ購入を経験していると回答。そのうち40・1%が「店頭や通販サイトなどで新品で買って失敗したくなかったため」「通販で買うことが多く、購入前に試したかったため」「新型コロナの影響で化粧品・コスメを通販で買うようになり、店頭で試せなくなったため」などの理由から、使ったことがない化粧品を試すための“トライアル消費”を実施していたという。

市場活性化へ戦略的取り組み

 発表会では、メルカリ執行役員を務める、メルカリジャパンの野辺一也CBO兼CMOが、メーカー、小売店などの一次流通と、二次流通であるフリマアプリの「メルカリ」が連携することで新しい価値を見いだし、市場活性化に向けた取り組みを戦略的に進めていることを強調。メルカリでの化粧品/コスメの取引が、20年には、14年比で件数は12・4倍、金額は24・7倍と、他のカテゴリーと比較し大きな成長を見せていることも明かし、「新型コロナの影響で店頭に行きにくく、商品をリアルな場で試すという選択肢が難しくなっている中、お試し買いとして活用されている傾向が強い。店頭の代替としてではなく、新しいユーザーが商品を使うきっかけになっているのでは」と分析、アピールした。

(詳細は「日用品化粧品新聞」10月25日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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