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生活の木 加速するデジタル施策への取り組み

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生活の木 加速するデジタル施策への取り組み

 6月に「ルーフトップスタジオ」開設

 ニューノーマルな生活が定着するにつれ、生活者が動画に触れる機会が増加していることから、デジタル施策に注力する企業が増えている。ハーブやアロマテラピーを扱う店舗を全国に展開する生活の木でも様々な取り組みを行っている。今年6月に開設した「ルーフトップスタジオ」で話を聞いた。
 東京・渋谷区の生活の木表参道店の屋上、シンボルツリーにティートゥリーが植えられ、陽の光を浴びたハーブ類には蝶なども訪れる屋上庭園を進むと、温かみのある木のテーブルやスタイリッシュなキッチンが居心地の良い「ルーフトップスタジオ」がある。以前からインスタグラムやユーチューブで商品紹介の動画を公開しており、自社ECの反響を通じてその手応えを感じていたが、コロナ禍を経て取り組みが加速したという。

 
 顧客との新たな接点に

 マーケティング本部ブランディングチームの中村佳央ゼネラルマネージャーアシスタントは「店舗が休業したこともあって、お客様とのコミュニケーションを取り続けるために動画を強化してきました。撮影頻度が増えてオフィス内では手狭になり、急ピッチでスタジオをつくることに。都心でありながら自然を感じられる空間なので、コンテンツの制作や配信だけでなく、イベントやBtoBの展示会での使用も考えています」と開設の背景を語る。
 毎週金曜日に配信するインスタライブでは、店頭での接客経験も豊富なスタッフが商品の紹介などを行う。ユーザーからのコメントも活発で、寄せられた質問には商品を手に取りながら分かりやすく説明していく。また、自社の人気セミナー講師も登場し、ハーブやアロマオイルを使ったワークショップなども好評だ。昨年の緊急事態宣言中には全店舗へ連絡用のスマートフォンを配布。現在はこれを活用して一部店舗ではインスタグラムの個店アカウントを開設し、それぞれが個性豊かな情報発信も行っている。

(詳細は「日用品化粧品新聞」12月6日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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