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フマキラーが「つくっ手たべ手プロジェクト」で“手”で味わう良さをアピール

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フマキラーが「つくっ手たべ手プロジェクト」で“手”で味わう良さをアピール

 リアルな食の体験を取り戻してもらうことを目的に

 フマキラーは4月27日、外で自由に過ごすことができなくなり、食や自然と触れ合う機会が大きく減ってしまっている子供たちに向け、除菌剤、手指消毒剤などの同社品を活用することで安心してリアルな食の体験を取り戻してもらうことを目的に「つくっ手たべ手プロジェクト」を発足した。これに伴い同日、オンラインで発表会を実施。プロジェクトの意義や食育実態に関する調査結果などを報告した。
 “手でしか味わえない世界があるんだ。”のスローガンの下、豊かな自然に直接触れながら食材の調達から料理まで行うリアルな体験を提供し、心と体の成長につなげたい考え。第1弾は佐賀県有明海漁業協会の協賛で「手巻き寿司を自分で釣った魚で1からつくっ手たべ手してみよう」をテーマに実施。6人の子供が参加し、自分で釣った魚を自分たちの手でさばき、食べるという体験にチャレンジした。「食事のありがたみを感じた」「魚のうろこが意外と薄かった」「今度は米や野菜を育てたい」などの感想が聞かれたという。今後も「自分で収穫した野菜でピザを1からつくっ手たべ手しよう」など、季節ごとの食材に合わせたイベントとして継続していく予定。様々な食育体験にチャレンジする動画はプロジェクト特設サイトで公開する。

 食を通じた学びや体験機会を増加することに注力

 発表会では冒頭、加藤孝彦常務国内営業本部長があいさつに立ち「ひとの命を守る。ひとの暮らしを守る。ひとを育む環境を守る。」という経営理念を紹介。感染症リスク、新たなウイルス、細菌の脅威が迫る中「どのように暮らしの質を高めていくかという課題に正面から取り組んでいる」と力を込めた。その後、マーケティング部の菅谷洋介部長がプロジェクトの概要を紹介。自社調査の結果、コロナ禍で家族との食事が増えた一方で、友達、親戚などとの食事の機会が減っていること、黙食が推奨されていることから、子供たちが食事を楽しめていないという様子が表れているとしつつ、マスク着用や手指消毒機会の増加、ソーシャルディスタンスの推奨、外出自粛といった取り巻く環境が、子供たちの教育に大きな影響を与えていると指摘。食を通じた学びや体験機会を増やしていきたいと強調し、流通業と連動したキャンペーンなどにも意欲を示した。
 
 (詳細は「日用品化粧品新聞」5月16日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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