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【拠点探訪】KOKUBOグループ「こくぼ」農園/高級ブランド「蜜の月バナナ」 販売

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【拠点探訪】KOKUBOグループ「こくぼ」農園/高級ブランド「蜜の月バナナ」 販売

 本社近くに、ビニールハウス「こくぼ農園」設立

 小久保工業所/紀陽除虫菊/扶桑化学のKOKUBOグループが、新たな展開を見せている。それはバナナづくり。本紙既報の通り、グループ会社のライクルを通じて、和歌山県海南市の本社近くに、ビニールハウスの「こくぼ農園」をつくり、国産の高級バナナとして独自ブランド「蜜の月バナナ」 の生産を開始。今年3月に初収穫、4月からデパートやオンラインショップで通年販売を開始した。
 価格は「特選」が1本1万800円、2本2万1600円。「高級」が1本4320円、3本1万800円、5本1万6200円など。桐箱風化粧箱入りで展開するなど、まさに一般のバナナとは一線を画す位置付けとした。
 にもかかわらず、発売以降の状況は予約待ちになる人気ぶりだという。バナナの安定した需要と「そこまで高いものなら一度試してみたい」という消費者心理が働いてのものと考えられるが、肝心の「味」はどうなっているのだろうか。

 最先端技術「凍結解凍覚醒法」を採用

 まず、製法は、農薬類は一切使わずに、最先端技術として注目される「凍結解凍覚醒法」を採用。また、土に竹炭を混ぜる「竹炭農法」による豊かな土壌で丁寧に育成した。
 その結果、本来、マグネシウムやビタミンB6など様々な栄養素を含む皮まで食べられ、糖度は25度以上(一般的なバナナは10~15度)と濃厚で甘く、芳醇な香りが楽しめる高いレベルの育成に成功。成分も一般的なバナナに比べ、ベータカロテン当量が約4倍、カリウムや葉酸、アミノ酸が約1・5倍、一方で100g当たりのカロリー量は22%減、糖質は13%減と栄養バランスに優れているという。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」5月16日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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