JACDSが第3回通常総会実施、池野会長再任し今後の方針など発表
政治提言活発化に向け「顧問会」を設置
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は6月14日、東京都港区のメルパルク東京で第3回通常総会を行った。池野隆光会長(ウエルシアホールディングス)を始め2理事24人が留任、6人が新理事に就任した。また、寺西忠幸名誉会長(キリン堂ホールディングス)、青木桂生名誉会長(クスリのアオキホールディングス)が退任した。 組織の変更では、政治提言活発化に向け「顧問会」を設置、既存の政策推進委員会の活動を取り込む。また「社会貢献委員会」を「SDGs推進委員会」に一本化、SDGsの観点から活動を強化する。
空き容器の店頭回収に関する共通のプラットフォーム構築
また、商品の空き容器の店頭回収に関する共通のプラットフォーム構築に向け、6月30日から実証実験を開始する。 昨年10月、会員企業(ウエルシアホールディングス、トモズ、マツキヨココカラ&カンパニー)と日用品メーカー(花王、P&Gジャパン、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング、ライオン)及びテラサイクルジャパンが推進協議会を組織し、検討を重ねてきた。
今回の実験は、生活者へのサーキュラーエコノミーの普及啓発、回収オペレーションや再生技術の確認などを目的に、上記会員企業並びにグループ企業の横浜市内の31店舗に専用ボックスを設置し、上記4メーカー以外の商品も含め、シャンプー・ボディソープ・液体洗剤・柔軟剤のボトルと詰替パウチを回収する。回収物は、店舗の買い物かごに再生。生活者に回収の成果を分かりやすく訴求する。期間は今年12月31日までを予定している。
(詳細は「日用品化粧品新聞」6月20日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)