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アイスタイルが月額固定制の出店サービス「co−store」を展開、リアルでの顧客体験を重視

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アイスタイルが月額固定制の出店サービス「co−store」を展開、リアルでの顧客体験を重視


 
 ローンチ間もないブランドも気軽に進出可能に

 アイスタイルは8月30日、月額固定制の出店サービス「co−store」を展開することを発表した。
 月額固定のサブスクリプション形式で@cosme TOKYO及び@cosme STOREに出店でき、市場調査や物件、店内デザイン選定、人材の手配から教育など実店舗出店にまつわる様々な手間やコストを負担することがないので、ローンチ間もないブランドも気軽に進出することが可能となる。化粧品に関心の高い生活者が多く来店し、多彩な企画コーナーやイベントなどを通して、化粧品との出会いを創出してきた同店に出店することにより、これまでの販路だけでは実現できなかった顧客接点を持つことが期待できるという。

 ブランドや商品を「売る」だけでなく「試す・出会う」ことに応える

 また同日、東京都渋谷区の@cosme TOKYOで「コロナ禍後の化粧品小売とアイスタイルのリテール戦略に関するラウンドテーブル」を実施。アイスタイルリテールの遠藤宗社長と坂井亮介取締役が登壇し、化粧品業界を取り巻く環境の変化とコロナ禍の状況や今後の小売り店舗の役割、アイスタイルが掲げる「co−store戦略」について紹介した。
 コロナ禍を経て化粧品市場の販売モデルはECへのシフトやブランドDX推進など急速に変化し複雑化しているものの、顧客獲得単価の増加やデジタル上では充分な顧客体験が提供できないなど課題も多いという。アイスタイルでは今だからこそ、化粧品ビジネスにおいてリアルでの出会いと体験が必要とされていると再定義し、ブランドや商品を「売る」だけでなく「試す・出会う」ことに応えるため、オンラインコミュニケーションも交えて「顧客体験」に応えられるインタラクションとビジネスモデルの確立が急務だと捉える。店舗を中心にしたリテール戦略を、ブランドと店舗で共にユーザー体験を創り出し、生活者とつながる「co(共同)−store(リアル体験・販売)戦略」と名付け「co−store」サービスを皮切りに、ブランドと顧客情報をシェアする環境を構築していく。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」9月5日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で
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