シック・ジャパンが正しい体毛ケアの方法を伝える授業を実施、自分らしさや多様性の受け入れを啓発
体の変化や成長に加え正しいケア方法や体毛のあり方について考える
シック・ジャパンは9月15日、東京都渋谷区の区立加計塚小学校で、4年生児童を対象に自分らしさや体毛の重要性などを考えながら、正しい体毛ケアの方法を伝える授業「MY FIRST SHAVE」を行った。
体毛ケアを始める年齢とされている10歳前後の児童に対し、体の変化や成長に加え、正しいケア方法や体毛のあり方について考える授業を行うことで、皮膚を傷付けることのないケアを習得してもらうと共に、自分らしさや多様性を受け入れることにつなげてほしいという思いから開催。当日は、小学校、中学校、高校で性教育の授業や講演を行っている産婦人科医の高橋幸子氏が講師を務めた。
ソープ付きカミソリを用いた体毛ケアの実演も実施
高橋氏は、性別にはからだの性別、心の性別、好きになる性別、服装などを表現する性別があり、それぞれがグラデーションのようになっており、個性、自分らしさがそれぞれ違うこと、口、胸、性器、尻は「プライベートゾーン」であり、自分で守ることが必要なことなどを伝えつつ「自分は自分の体の王様、女王様なので、自分のことは自分で決める。困ったことがあったら周りの人にSOSを出して」と呼び掛けた。
また、手のひらや足の裏など毛が生えない部位があること、まつ毛やまゆ毛などにはそれぞれ役割があることなど、クイズを交えて体毛の大切さを発信。正しい方法で体毛ケアを行わないと肌を傷付けてしまう恐れがあることから、ソープ付きカミソリ「イントゥイション」を用いた体毛ケアの実演も実施。刃とソープをぬらし、肌を優しく剃り、使用後はきれいに洗うといった工程を紹介した。
(詳細は「日用品化粧品新聞」9月26日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)