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シャボン玉石けんが実証実験プロジェクトを通じ、石鹸使用の影響報告

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シャボン玉石けんが実証実験プロジェクトを通じ、石鹸使用の影響報告

 下水処理場内の微生物が豊かになることや水中の有機物を低減

 シャボン玉石けんは、福岡県宗像市地島で行っていた「未来の海を守る 島まるごと無添加石けん生活〜生活排水の環境及び生物に対する影響に関する実証実験プロジェクト〜」を通じ、生活排水が環境や生物へ及ぼす影響について、洗浄剤として石鹸を使う前後でどのような変化があるのかを調査した結果を公表した。
 2021年9月から3ヵ月間にわたり実施。その結果、石鹸の使用に切り替えたことで、下水処理場内の微生物が豊かになることや水中の有機物(汚れ)を低減させること、生態系に影響を与える可能性がある物質の排出量が減ることなどが判明した。また、住民アンケートの調査結果から、実験を通して環境問題に関心がある人が増えたことも分かった。

 環境保全並びに持続可能な社会に貢献

 シャボン玉石けんでは「当プロジェクトのような地域単位での実証実験は業界内でも珍しく、石鹸が実際の環境中で環境・生物に対して好影響を与え、改善することを示唆する社会的意義の高い結果を得ることができた。今後も地域単位での石鹸の普及の取り組みを一層強化し、環境保全並びに持続可能な社会に貢献していく」としている。
 また、これに伴い9月27日、福岡県宗像市の海の道むなかた館 で、調査結果の報告会を実施。シャボン玉石けんの森田隼人社長、伊豆美沙子宗像市長、 一般財団法人九州環境管理協会の百島則幸理事長、山口大学大学院創成科学研究科工学系学域循環環境工学分野の今井剛教授らが出席した。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」10月10日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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