PALTAC、ユニリーバ・ジャパン、ライオンなど8社がG物流パートナーシップ最高位受賞

環境負荷低減、労働環境改善を実現した点が高く評価
PALTAC、ユニリーバ・ジャパン、ライオン、鈴与、MGCウッドケム、サッポログループ物流、南光運輸、富士フイルムロジスティックスの各社は「令和4年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」で最高位となる国土交通大臣表彰を共同受賞した。荷主企業や荷受人、物流事業者を含む異業種複数企業が連携し「中間拠点を起点にした中継輸送の実施」により、輸送効率の向上を図りつつCO2排出量削減などの環境負荷低減、ドライバーの労働環境改善を実現した点が高く評価された。
戦略車両を用いて往復中継輸送を実施
関東・関西間の輸送について戦略車両(低床トレーラー)を用いて往復中継輸送を実施したケースCの事例では、PALTAC、ユニリーバ・ジャパン、ライオン、鈴与が受賞。PALTACは発注ロットの平準化、発注曜日の定期化、納品時間帯の変更を行い、ユニリーバ・ジャパンは受注から納品までのリードタイム中1日を活用し、効率的な物流を促進する新取引制度も活用した。 ライオンは戦略車両の最大積載シミュレーションと予約システムの導入、鈴与は戦略車両を導入した。静岡・磐田を起点として、大阪・磐田・神奈川をつなぎ、全体としてCO2排出量を合計30・8%削減したのに加え、実車率を約2割向上させた他、車両台数も36・5%削減に相当する年間759台に抑えた。
(詳細は「日用品化粧品新聞」1月9日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)