【user's VOICE】防虫剤
購入する機会は「衣替えを行うとき」が最多
「防虫剤」について、全国のPOB会員3011人(平均年齢49・7歳)に行ったアンケート結果と、レシートデータ(2022年9~23年11月、レシート枚数1878万5692枚)から、消費者の購買行動を読み解いた。
アンケートの結果、防虫剤を購入する機会は「衣替えを行うとき」が最も多く「衣替え」を実施するタイミングとしては約7割の人が「気候の変化を体感で感じたら」と回答した。実施時期は、季節の変わり目となる「3―4月」「10―11月」、気温が上昇する「5―6月」に行われていることが分かった。
図表は、そのアンケート結果とPOB会員が投稿したレシート1000枚あたりの防虫剤出現数(個)を表したものだ。
「10―11月」「3―6月」に注目すると、前月から防虫剤の出現数が上昇していることが見て取れる。防虫剤の購入は「衣替えのタイミングに合わせて準備 (40代女性)」の他「店頭で見かけて購入(50代女性)」「CMを見たら買う(30代男性)」とあるように、店頭販促やプロモーションもきっかけの一つとなっているようだ。
また、3月は桃の節句、5月は端午の節句があり、衣替えに加え、人形用商品の出現数も伸長していた。
23年9月の出現個数は「4・5個」、昨年と比較すると「マイナス0・8個」で減少傾向。今年の11月は、最高気温を100年ぶりに更新するなど記録的な暑さが話題となった。「気温の変動があって衣替えが難しい(20代女性)」「今年は11月まで暑さが続き通年より衣替えが遅い(60代男性)」と衣替えが思うように進められずにいる様子がレシートデータにも表れていた。
(mitoriz DMB本部)