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【花粉症シーズン到来】対策商品の動き活発化

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【花粉症シーズン到来】対策商品の動き活発化

 日本気象協会では、今春の花粉は2月中旬に飛散が始まり、3月に各地でピークを迎え、飛散量は例年より多くなると予測しており、早期対策を呼びかけている。メーカー各社もマスクだけでなく様々なカテゴリーから花粉対策アイテムを投入するなど、市場活性化を図っている。

 引き続き好調な伸びを見せるマスク市場

 本紙調べでは、2017年度(17年4月~18年3月)のマスク市場は約530億円と前年度の500億円から更に伸長し、約7%増となった。今シーズンは、インフルエンザ患者数が過去最高を記録し、これに花粉症がプラスされるなど更なる伸びも考えられる。

 日本衛生材料工業連合会の統計データでは、家庭用マスクの生産量は15年度が36億9200万枚、16年度が38億800万枚、17年度が40億8100万枚と増加傾向にある一方、在庫数量は15年度が8億6100万枚、16年度が6億3400万枚、17年度が6億3100万枚と減少傾向となっている。また、輸入量の増加も目立ち、17年度は国内生産の5倍近くにまで伸びている。関係者によると、マスクの生産は中国やベトナムなどで行われることが多く、2月の春節によって工場が稼働できないことから、在庫確保も課題であるという。

 マスクの需要は年々高くなっており、ユーザーが求める機能性や快適性以外にも、更なる付加価値が必要とされる傾向も見られる。

 息のしやすさ、ファッション性がトレンドに

 多くのマスクは花粉やウイルスなどを99%カットする特長を持っており、また、近年、着用時間が長くなっていることから、耳の痛くならない耳ひもを特長とする商品も定番化している。パーソナルユースのみならずファミリーユースの増加から、コスト的に購入しやすい大容量タイプも引き続き好調な伸びを見せる。その中で「息のしやすさ」「ファッション性」が注目されており、それに対応した商品も店頭で存在感を発揮しているのが現状だ。

 多彩なアプローチで購買意欲を促進

 マスク以外のアイテムも増加傾向にあり、各社は新たな提案で認知拡大に努めている。エステーは、トドマツの香り成分で花粉のアレル物質の働きを低減する新ブランドを立ち上げた。フマキラーは、イオンの力で花粉などの侵入を防ぐ「アレルシャット」シリーズをリニューアルするなどして強化。ロート製薬は、鼻呼吸を楽にする点鼻薬を投入し注目を集めている。ニトムズは衣類用粘着クリーナー「コロコロ」で花粉対策に特化した販促物により店頭での訴求に努めている。多様な顧客ニーズに対応した商品が続々と市場をにぎわせていることから、花粉対策市場はまだまだ伸びしろがあると考えられる。

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