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ボディ・ハンドソープ市場の近況を追う 「泡タイプ」がけん引

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ボディ・ハンドソープ市場の近況を追う 「泡タイプ」がけん引

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年は注目される機会も多かったボディソープ、ハンドソープ市場。一時期はハンドソープの特需及び欠品によりボディソープを代わりに使用する需要が増えるなどイレギュラーな状況もあったが、メーカー各社が増産体制を取ったことで安定供給され落ち着きを取り戻した。現在も衛生意識を強く持たなければならない日々が続く中で、市場にはどのような動きが起こっているのだろうか。 

 ボディソープは無添加好調、中でも泡の伸びが顕著
 【ボディソープ】  
 2020年1〜4月の市場成長率は、前年同期比で約8%増と好調なボディソープ。その要因として各社が挙げるのが、液体タイプから泡タイプへの移行が進んだことによる単価の上昇だ。「ファミリー層での伸長が大きく、各ブランドの積極的なアイテム追加が市場拡大を促す好循環になっている」と、メーカー関係者は分析する。花王の「ビオレuザボディ泡タイプ」は、高潤滑処方で肌をこすらなくても汚れを落とし、保水力を保つことを訴求。ボディケアに優しさを求める声に応え、好調な推移を示す。  無添加市場伸長。母親への訴求も  泡タイプの中でも、特に「無添加」をうたう商品の動きは好調で、20年度の売り上げは前年同期比11%増に伸長した。小さな子供や高齢者にも洗いやすく家族で使えるという点が、生活者に受け入れられているが、特に注目したいのは「家族みんなで使うボディソープ」を選ぶのは若年の母親層が多いこと。無添加市場で牛乳石鹸共進社に次ぐシェア2位のマックスが展開する「無添加ボディソープ」は、あらいぐまラスカルのイラストを施したパッケージデザインに変更後に売り上げが急上昇。「小さな子供を持つ母親がユーザーになっていることがデータでも分析できている」(マックス)と、狙い通りのターゲット層を獲得できていることに手応えを感じている。中堅メーカーでありながら、自社の得意分野を生かして顧客満足度の向上につなげた好事例と言えるだろう。
 コロナ特需に落ち着き見られるハンドソープ
 【ハンドソープ】  
 昨年は新型コロナウイルス感染予防のニーズが高まり、店頭から姿を消す時期もあるなど市場規模が拡大し、20年の売り上げは前年の約1・3倍に伸長した。その反動で今年2、3月は前年よりも3割近く落ち込んだものの、4月後半から5月にかけてはその影響は小さくなってきたという。メーカー関係者は「この後の新型コロナウイルスの状況次第ではあるが、今年も昨年並みの規模で定着するだろう」と予測する。  剤形別では泡タイプが主流となり市場全体の約6割を超えつつある。背景には「さらさら」「しっとり」など使用感が選べるものや「オイルイン」など肌への潤いを両立した高付加価値品、香りのバリエーション増加など選択肢が広がっていることが挙げられる。従来の液体タイプも、汚れ落ちが強いキッチン用など機能性を追求する動きで存在感を保つ。  手洗いソングや各種キャンペーンなどの啓発活動も盛んに行われ、手洗い習慣が定着する中で、オートディスペンサータイプなどの容器に触れずに使用できる製品も登場し、生活者の衛生意識の高まりに呼応するような展開も見受けられている。
(詳細は「日用品化粧品新聞」6月14日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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