マックスが異業種コラボで市場に新価値、万田酵素と入浴液開発
熟成した万田酵素抽出液を配合
マックスは9月1日「万田酵素」を用いた健康食品の製造・販売などを手掛ける万田発酵とコラボした入浴剤「お風呂の万田酵素 健酵入浴液」を全国のドラッグストアやホームセンター、インターネットなどで発売した。
発売に先立ち8月31日、広島県尾道市の万田発酵本社及びオンラインで会見を開き、マックスの大野範子社長、万田発酵の松浦良紀社長らが商品の開発背景や特長などを説明した。
「お風呂の万田酵素 健酵入浴液」は、24種類の植物性原料を3年3カ月以上発酵、熟成した万田酵素抽出液を配合した液体タイプで、しっとりとした潤いを与え、健やかな肌に導く。合成香料や合成着色料、酸化防止剤不使用で、無鉱物油、パラベンフリーの五つの無添加で、香りも100%天然由来の香料を使用。広島県産レモンの精油を配合している。価格は、330㎖(約10 回分)2200円、30㎖(1回分)264円。今年度は約4200店舗で販売を開始し、来年の夏までには約5000店舗での発売を予定、初年度でシリーズ合計20万個の販売を見込む。
より身体に良いものをつくりたいという思いから共同開発を打診
両社は、万田発酵が1999年にスキンケア事業を開始した当初から、万田発酵の全身用固形石鹸の製造をマックスが行うなど関係性も深い。マックスはバスソルト「汗かきエステ気分シリーズ」が、コロナ禍の需要増を背景に、2019年比での売上高が20年28%増、21年56%増で、バスソルト市場の国内メーカーで3年連続金額1位になるなど高い実績がある。今回、より身体に良いものをつくりたいという思いから、万田発酵に共同開発を打診。万田発酵も、事業の幅広い展開によるファン拡大を目指していたことから、今回のコラボが実現した。
(詳細は「日用品化粧品新聞」9月5日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で