【＠cosmeアットコスメデータから見る人気の秘密－ヒットコスメの裏側】【寄稿】
（アイスタイル 商品データ統括部）
話したくなるエンタメ性に注目
ここ数年、シートマスクへの関心が高まっている。その中でもアイスタイルは、2024年上半期に話題となるかもしれないものの一つとして「エンタメマスク」を予測した。薄手の白いシートだけでなく、「色・素材・形状・使い方」のユニークなアイテムへの注目が高まるのではないかというものだ。
今年1月に発売された「ナンバーズイン（numbuzin）5番 白玉グルタチオンＣふりかけマスク」の投稿をみると、「黄色のシート、糸を引くテクスチャーにびっくり」「鏡を見るたびに楽しくなる」「見ている側も面白い」と、まさにエンタメ要素の強いマスクだ。特に最高評価である7点評価者において「楽しい」の出現率が高く、高評価につながる一因と推察される。また、エンタメ要素は人に伝えたくなるという点においても重要である。実際「ＳＮＳ」をきっかけに購入に至ったという声が他の商品と比較しても多い。
もちろん、エンタメ要素以外でも「韓国コスメ」「人気成分配合」「肌をトーンアップ」とトレンドを抑えた商品である。ビタミンＣイコール夏が想起されるが、10月に入ってもその人気は継続。とろとろの美容液が冬場の乾燥も救ってくれそうだ。
※今号から執筆者がアイスタイルリサーチプランナーの原田彩子さん、西原羽衣子さん、アイスタイル商品データ統括部の岩根里沙乃さんとなります。
（詳細は「日用品化粧品新聞」11月4日号／または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
