【user's VOICE】米

寄稿=mitoriz(ミトリズ)。日本初のレシートによる購買証明付き・購買理由データベース「マルチプルID―POS購買理由データPoint of Buy〈ポイント・オブ・バイ、以下POBデータ〉」を有し、月間1000万枚のレシートを収集し、リアル消費者購買データベースとしては提携サイトを含め国内最大級の規模を誇る。
価格高騰や政府による備蓄米の放出など、2025年に話題を集めた「米」をテーマに、POB会員(3008人)を対象にアンケート調査を実施。その結果、価格高騰を実感している人が92・2%にのぼる一方、食べる頻度が減った人は40・8%にとどまった。備蓄米を購入した人は34・5%、新米は18・0%が価格を理由に購入をためらっており、主食としての位置付けは維持されつつも、価格高騰が購買行動に影響している実態がうかがえる。本稿では、レシートデータをもとに、スーパー、ドラッグストア、コンビニにおける25年の米の購買動向を分析する(レシート分析期間24年11月~25年11月、レシート枚数8604万8056枚)。
図表は、投稿レシート情報からお米の「レシート1000枚あたりの出現傾向」を月別に示したもの。まず目を引くのが、コンビニエンスストアにおける夏場の急伸で、8月には期間平均比438・9%と他チャネルとは異なる動きを示した。レシートからは、該当期間の購買の大半は備蓄米であり、身近なコンビニでの購入が多かったことが確認された。
一方、スーパーは年間を通じて安定した推移に対し、ドラッグストアでは25年産の新米が流通し始める9月頃から出現傾向が上昇し、期間平均比で130%を超える水準となった。アンケートのコメントでも「クーポンを活用してドラッグストアでお米を購入するようになった(40代・女性)」「スーパーよりドラッグストアが安いこともあるため、こまめにチェックしている(30代・女性)」といった声が見られた。米の価格高騰を背景に、生活者は購入量を大きく減らすのではなく、より安価な購入先を模索しており、その選択肢の一つとして、ドラッグストアを利用する動きが強まっていると考えられる。
mitoriz RDM本部
(詳細は「日用品化粧品新聞」1月19日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)




