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【user's VOICE】生理用品カテゴリー

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【user's VOICE】生理用品カテゴリー


 構成比1位は、大王製紙 「エリス新素肌感」

 生理用ナプキンを分析した今回(調査期間=2021年1〜12月、レシート枚数3万3528枚)。購入先は、7割を「ドラッグストア(70・0%)」が占め、「スーパー(17・8%)」が続き「ディスカウントショップ(7・0%)」、「コンビニエンスストア(2・6%)」「その他(2・6%)」であった。
 図表は、購入先として最も選ばれているドラッグストアにおける生理用品のレシート2万3632枚に占める購入ブランドの構成比を表したものである。
 構成比1位は、2位に3ポイント程度の差をつけた大王製紙 「エリス新素肌感(12・8%)」。2位はユニ・チャーム「ソフィボディフィット(9・5%)」、3位は花王「ロリエ肌キレイガード(9・3%)」だった。
 「エリス新素肌感」は「生理用品はエリスの商品をリピートして購入しています。やはりどこの店でもこの商品が1番お手頃価格です(20代女性)」「いつも購入しているエリスの新素肌感が売り場の中で一番安かったので、購入を決めた(30代女性)」など安さと品質のバランスで選ばれている。また、5位にユニ・チャーム「ソフィKiyora(5・0%)」と7位に小林製薬「サラサーティ(4・7%)」とライナーがランクイン。生理用ナプキンはタンポンなどの代替品があるが、ライナーは代替品が存在しないため一定数購入されているようだ。

 商品や社会意識にも変化

 メーカー各社が新たなコンセプトを打ち出し、独自商品の展開によって差別化を図る中、吸水ショーツや月経カップなど、新たなアイテムが注目されるなど生理用品は多様化している。また近年では「フェムテック」という言葉も知られ、語られることが少なかった生理に対する社会の意識も変わりつつある。
 (mitoriz DMB本部)
 
 (詳細は「日用品化粧品新聞」3月14日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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