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「KOKUBOグループ2023東京展示会」実施、独自価値で新たな需要を創造

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「KOKUBOグループ2023東京展示会」実施、独自価値で新たな需要を創造

 新ブランド「KOKU kitchen」などを披露

 小久保工業所及びグループ会社の紀陽除虫菊、扶桑化学は5月31日〜6月2日の3日間、東京都中央区の東京営業所ショールームで「KOKUBOグループ2023東京展示会」を行った。
 キッチン用品を中心に、ランドリー用品、バス用品、収納用品、また、オーラルケア用品、洗浄剤、入浴剤、殺虫剤、冷却剤、ウイルス対策用品など多岐に渡るカテゴリーにおいて、生活者に新たな発見を与える“一工夫を施した商品”を追求しており、その企業姿勢が業界内で支持を得ており、最近ではSNSで商品価値が話題になることも多く、生活者からの注目度も高まっていることから、期間中はこれまで以上に幅広い業種の流通関係者が関心を持って足を運んだ。
 常設のショールームでは、展示会に合わせ、今後発売する商品の数々を披露。中でも紹介に力を入れたのが、キッチン用品の新ブランド「KOKU kitchin」。プラスチック製の平皿、深皿、小鉢、マグカップなどをそろえたもので、こだわりのデザインやカラーリング、また、国内の自社工場産であることなどが大きな特長だ。こういった商品のシリーズでの本格展開は初となり、プラスオンでの売り上げ獲得を狙う。
 また、28ℓ、42ℓのダストボックスも注目の的。スリムなサイズ感や丸み掛かった形状の他、多彩なカラーリング、内部のポリ袋に収納しやすい設計などにこだわった。こちらも先に設備を導入した国内工場での生産で「KOKU kitchin」同様、これまでに扱いの無かった商材として顧客の裾野拡大を図る。
 また、最近発売したもので注目を浴びている商品もピックアップ。ちくわの穴に簡単に好みの具材が入れられる「ちくわデコレーター」は、食品メーカーの紀文食品とのSNSでの展開や、店頭でのクロスMDなどによる相乗効果で、ヒットを飛ばしている。その他、冷蔵庫のペットボトルなどをすっきり収納する「ボトルスタッキングマット」も、特にコロナ禍で買い物を少ない回数で済ませる人が増え、庫内が食材や飲料でごちゃごちゃしてしまう、といった悩みを解消するとあって引き合いが強い。更に、アウトドアでの使用に適した太巻きの虫よけ香も話題を集めている。
 今後も、原材料やエネルギーコストの高騰、生活防衛意識の高まりなど社会的な課題がある中、細分化する小売業や生活者の需要に対し、ひらめきを形にした商品展開で応えていくという。

 海外市場を意識した商品づくり、世界観の演出を

 小久保好章社長「国内の展開も強化しつつ、近年規模が拡大する輸出の事業を拡充するため『KOKU kitchin』のような海外市場を意識した商品づくり、世界観の演出を進めています。この商品は、先のシカゴでの展示会でも披露しました。当社の新ブランドの柱として期待しています。それとダストボックス。市場への参入は後発ですが、インテリアになじむようなカラーやデザインを取り入れて差別化を図りました。また、28ℓ、42ℓそれぞれのサイズに合ったポリ袋がゆったり収納できるような設計にしています。コロナが5類に分類され、様々な市場の回復が見込まれます。当社としては、これまでもコロナ禍でできることを追求してきました。今後はコロナ禍が明けてできることを実直に進めていきたいと思っています」

 (詳細は「日用品化粧品新聞」6月5日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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