エステーが「新体制方針説明会」実施、成長戦略を強力に推進

「100日プロジェクト」立ち上げ戦略の骨子を立案
エステーは10月4日、東京都中央区のベルサール東京日本橋で、上月洋社長の就任後初となる「新体制方針説明会」を実施した。新たに就任した役員陣もそろって出席し、これまでの事業について抽出した課題への対応を始め、今後の取り組みの方向性を説明し、“新生エステー”へのスタートを切った。
冒頭で上月社長は、6月の社長就任から100日間を目途とする「100日プロジェクト」を立ち上げ、戦略の骨子を立案し、来春に開示予定の中期経営計画につなげていくことを明らかにした。
12のプロジェクトを立ち上げ、これに伴う三つの変革テーマを設定
課題としてまず挙げたのは、長期にわたり創業家出身者による経営が続き強いリーダーシップが発揮されてきたことへの甘え。保守的になっていたという認識から「社内全体がチャレンジしようという風土になっていなかった」(上月社長)という。その上で、全体及び個別の課題の解決へ向け12のプロジェクトを立ち上げ、これに伴い三つの変革テーマを設定した。
「お客様理解・社会共生に基づくスピード経営」では、ユニークで新しい価値提供、ESG戦略と事業の共生を図る。組織としてのビジョンやミッション、目標などを明確にして、中核に据えていく考えだ